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迷子の果てに何を見る
第三十七話
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ている物ならどんな物でも作り出せるアーティファクト。これは普通の人が手に入れたとしても無意味な物だっただろう。例えば普通の鉄で作った剣を生み出そうとする。この場合、基本となる鉄はどんな物であるかを全て理解していなければいけない。密度、硬度、原子量、原子半径、共有結合半径、電子配列、電子殻、酸化数、結晶構造、融点、沸点、モル体積、気化熱、融解熱、蒸気圧、音の伝わる速さ、クラーク数、電気陰性度、比熱容量、導電率、熱伝導率、第1〜4イオン化エネルギー、安定同位体、更には性質までを完全に理解している上で初めて生み出す事が出来る。それが少しでも違えば鉄によく似た何かになる。逆に言えば、わざと数値を変更すればそういう物質を生み出す事が出来るという事だ。先に紹介されたロボット群に必要な超合金ZとかアイスセカンドとかGストーンだとかも、それっぽい物を使って作られてたりする。そして、生み出される物はオレの思い描いたイメージ通りになる。この二つの法則を利用して材料の数値を並列処理で精製、あとはイメージするだけという段階で今度はそれらを混ぜ合わせて作りたいものをイメージすると完成。意外と完成品をイメージするのが難しい。余計な事を考えると一からやり直しが必要になるからな。

「材料の方は倉庫の方に用意しておくから、オレはエヴァと召還獣の開発をしてくるから」

「任されたネ」

さ〜て、どんな召還獣を作ろうかな。リョウメンスクナの代わりだからベースにするのは鬼神に決定だろ、戦闘力はリョウメンスクナ以上にして、あとはどんな風にしよう。


side out
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