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迷子の果てに何を見る
第三十六話
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た暗器類は既に尽きてしまいましたね、魔力と気も半分程度からそれ以下といった所、符や媒体はそこそこありますね。後はさっき奪ったコアメダルが15枚、せめてベルトを奪いたかったです。それよりも後何人残っているのかが問題です。戦闘中で気配を消せていないのが5人ですから少なくとも2回は戦闘を行なわなくてはいけないと考えればかなり厳しいですね。
今は出来るだけ体力の温存を優先します。
そこで気を抜いたのが失敗でした。リーネさんが影から飛び出し右手をこちらに向けていました。

「解放・闇の吹雪」

咄嗟に持っていたコアメダルに魔力を通し、障壁になる様に展開します。
師匠が作ったコアメダルは魔力媒体としては最高級品なのでいざという時に重宝する事は教えてもらっていたのである程度の軽減にはなりましたが、それでも直撃というのは避けれず、すぐにでも失格になるのが目に見えています。ですが一矢報いさせてもらいます。
残っている魔力を全て電気に変換、それを一緒に飛ばされたコアメダルに通しレールガンの弾にしてリーネさんに放ちます。気を失う前に見たのはズレて、リーネさんの右腕を貫いたレールガンの後でした。






次に目を覚ましたのはそれから数時間後でした。起き上がると傍にお母さんが居ました。周りを見るとかなり大きな部屋に大量のベットが並べられていて私が参加していた最強王者決定戦の参加者とそれの大人の部に参加していた人たちが寝かされています。私の隣のベットにはお父さんが寝ていました。子供の部の優勝者は刹那さんで大人の部は......師匠でした。ハンデで瞬動、虚空瞬動、浮遊術以外の魔法を使わずに仮面ライダーV3だけで戦ったらしいですが。準優勝はお父さんらしくかなり接戦だったそうです。師匠もボロボロだったらしいですけど怪我の手当だけすると転生者が大量に現れたらしく試合に参加していなかった事情を知る人たちと狩りに出て行ったそうです。

「それにしても、強くなったのね」

「師匠のおかげです......というより強くならないと生きていけませんでしたから」

修行の序盤は本当に地獄でしたから師匠が弟子を取るといつもこうなるようです。ちょっとトラウマになってます。慣れるまでが本当に大変なんです。あっ、涙が。

「そ、そうか。ナギも似た様なことを言っておったな」

公式チートであるはずのお父さんもですか。アルさんも苦手にしてましたよね。確か骨を一本一本丁寧に折られたとか。一体どうやってそんな中途半端に怒らせたんですか。原作みたいにキティと呼んっ!?ものすごい殺気が。お母さんは気付いていないっと言うか私だけに殺気が向けられている。この鋭いのにべっとりとまとわりつく感じは師匠の殺気!?思考を読まれたの。すみません師匠、許してくださ
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