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魔法少女リリカルなのは 〜黒影の死神〜
『第二十話』〜邪に憑かれし者 プレシア・テスタロッサ〜
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ツと話し合う必要性がある」

 そういってこの場に来たのと同じ魔法をかけ、フェイトとアルフを地球に飛ばした。

「あなたは?」

「おまえがフェイトの母親か?」

「そうだと言ったら?」

「貴様は娘を…人を…命を……なんだと思っている………」


 マズイ。怒りが抑えきれない。おそらくこの女の意思で無いにしろ、これでは間違って殺しそうだ。





 プレシア・テスタロッサside

「貴様は娘を…人を…命を……なんだと思っている………」


 いきなり、殺気が……いえ、殺気だけじゃない。魔力も上がっている。なに、この子はいったい何者なの!?


「名乗るのが遅れたな。名前はわけあって言えんが、偽名でよければ教えるが?」


 この子は本気で怒っている。


「へぇ。私はプレシア・テスタロッサ。ちなみに聞いておきましょうか、その偽名とやらを?」

「【死神】魂を奪い地獄まで誘う者。お前なら知ってるよな?















 【邪者】」

「グッ、な、なに、を」


 急に、あ、あたまが………


「お前に問う、あの子……フェイトはなんだ」

「あの子? あの子は作り者よ?」


 違う! あの子は、たとえそうであっても! 私の、大切な


「再び問う、プレシア・テスタロッサ! 汝は本当にそう思っているのか?」

「そ、そうよ。私の娘は(違う違う違う違う違う! あの子、あの子は!)」


 邪魔をするな! 私はあの子に、普通に育ってほしい。あの子を、助けて!





 拓斗side

「そ、そうよ。私の娘は」


 プレシアがそう言葉を続けようとしたが、彼女の声があまりにも女性とは思えない低い声で確信をした。
 彼女は【邪魂】または【邪者】に呑まれつつある。


「邪魔をするな! 【邪】に生きる者! 俺は彼女に直接聞いている! 貴様が出しゃばるな!?」

「ダ、マレ。キサマハ、ダレモスクエナイ。コロスコトシカ、デキナイ」

「それがどうした? 俺はそれでもいいさ。ただ、殺すのはお前等だけだ」

[(拓斗。おそらく邪者はプレシアを操っているのではなく、心に干渉してるんだ。フェイトへの愛情を憎悪に変換してる。今のお前の言葉でその二つがぶつかり合っているようだな)]


 やはりな、フェイトの母親としての感情と、フェイトを嫌悪する偽りの感情がプレシアさんの中に存在している。
 すると、いきなり念話が入って来た。


「(あの子を、フェイトを助けてあげて!)」


 この声は………プレシア!?


「(まだ意識はあるのか?)」

「(えぇ
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