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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第43話 ライトニング潜入
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「どうした?」

エローシュがそう言うとエクスが次元を裂いて出てくる。

「「………」」
「あれ?どうしたの優理ちゃん、リンスちゃん?」
「あっ、えっと………どうしてもいきなり穴が現れて出てくるエクスを見るとびっくりしちゃって………」
「私も………」

「………別に驚かせたくてしている訳じゃないぞ?………よし、OKだ」

手をプレートにかざすと光の文字が現れる。それを操作し、暫くしてそうエローシュに返した。

「何がOKなんだ?」
「これはトラップだ。俺が生きていた時代にあった物でな、このまま普通に通ると別の場所に瞬間転移される仕組みになっている」
「瞬間転移!?」
「ああ。どうやらここには色々と秘密があるみたいだ。………どうするエローシュ?俺から言わせてもらうとここは慎重に考え直した方が良いと思うぞ?」

そうエクスに言われて腕を組み考えるエローシュ。

「エローシュ、行ってみよう。またいつ何処かに行くか分からないんだ、チャンスは逃さない方が良い」
「信也君、危険な事は止めよう!!別に無理してお父さんを探さなくて良いよ!」

エリオも真白も互いの意見をエローシュに伝える。 受けたエローシュの判断は早かった。

「エリオの言う通りいつ手掛かりが掴めるか分からないんだ。多少の無理は承知の上でやろう」
「エローシュ君………」
「優理ちゃん、リンスちゃん………」
「行くよ」

エローシュの言葉を遮り、優理がそう言った。

「私だって友達だもん。私も真白の為に協力する!」
「わ、私も!!私だって優理やレイ兄達と訓練してきたもん。私だってやれる!!」
「はぁ………分かった、じゃあ頼むな2人共」

力強く答える優理とリンスにエローシュも諦めてそう答えた。

「それじゃあ行こうか」

エクスの操作でチェーンを消し去り、6人は地下へと降りて行った………










「………広いな」

下に降りると薄暗い空間が広がっていた。

「えっ?エクス君、こんなに薄暗いのに分かるの?」
「俺は人間じゃないからな。これ位の暗さなら問題ない」
「へぇ………」
「恐らくだけどここはホームだな。なるほど、本当に地下に地下鉄を作ろうとしていたんだな」
「全然見えないよ………」

リンスの呟きの通り、エクス以外の全員が殆ど中の様子が見えないでいた。

「エクス、ユニゾンだ」
「分かった」
「「ユニゾンイン!」」

ユニゾンした際に発せられた光で一瞬明るくなったが直ぐに再び薄暗さが残った。

「エローシュ、何やってるの!?こんな暗闇で光なんて出したらここにいるって言っているようなものじゃないか!!もし敵がやってきたらこの暗さに慣れていない僕達は………
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