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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第43話 ライトニング潜入
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ローシュの言葉に俯くキャロとルーテシア。

「でも3人じゃ………」
「大丈夫だ、ただ真白ちゃんの父親に接触するだけだ。別に戦う訳じゃ無い」
「でも流石に3人じゃ危険よ?」

2人とも中々エローシュの提案に賛成出来ないでいた。

「エローシュ」
「何だよ優理ちゃん?」
「私とリンスも参加する」

「「「「「「「えっ!?」」」」」」」

まさかの優理の発言に話に蚊帳の外だった夏穂や、佐助まで驚いた声を上げた。

「優理、自分の立場分かってるの!?」
「分かってるよ」
「じゃあなんで………」
「だって、私達なら強いし、私はどのポジションでも出来る。リンスだってレイ達と一緒に訓練してきたんだからエリオ達にも負けないよ」
「そう言う事じゃないの!!お兄ちゃんが心配しちゃうでしょ!!」

珍しいキャロの怒鳴り声にも優理も全く引かなかった。

「優理、今回は止めておこう………」
「私も何か役に立ちたいの!!真白ちゃんのお父さんの手がかりだよ!!これを逃したら次がいつ来るか分からない。………だったら多少リスクを犯しても準備は万端にして向かった方がいいよ!!」
「優理………」

そんな優理の思いを聞き、止めていたリンスも思う事は同じなのかそれ以上の言葉は無かった。

「エローシュ、2人を連れてって。2人については私や佐助も協力するから」
「………情報操作は得意」

「夏穂、佐助………」

そんな2人の言葉を聞いてエローシュは静かに考えていた。
そして………

「分かった。2人にも協力してもらう。だけど目立つのは止めてくれ。特に優理ちゃん、俺の指示にはちゃんと聞いて動く事、そして出来るだけ強力な魔法は使わない事」
「………分かった、魔力量調整しておく」
「リンスちゃんもね」
「はい」

そんな2人の返事を聞いて、多少不安が残るものの頷くエローシュ。

「それじゃあ早速ミッドに戻ってあの地下へ降りてみよう。………悪いけど頼むよ4人共」

そんなエローシュの言葉にキャロ、ルーテシア、夏穂、佐助が頷いた………














「ここに?」
「ああ、昨日の確認した映像だとここに入って行った」

ミッドチルダの中央区。その南東の端に地下へと降りる階段があった。

「何でこんな所に?」
「元々はミッドの地下に地下鉄を作り、そこを中心に東西南北色んな場所に行けるように計画されていたらしいんだけど、その計画の際、地盤沈下の事故で計画が断念されて階段も全て撤去されたとなっていたわけだが………」
「ここに残ってたんだね」

古ぼけた地下へと進む階段の所にはチェーンで『危険、立ち入り禁止』と書かれたプレートが付いていた。

『エローシュ、待て』
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