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ゲルググSEED DESTINY
第八十七話 信念
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意味などなかったはずだ!議長は急ぎ過ぎている!無理矢理人を引っ張るかのように自分の政策を推し進めていては、いつか足元を掬われることになるぞ!」

レクイエムで敵の艦隊を焼き払った事を、コロニーレーザーを奪取して使おうとしていたことを、そして今、目の前でメサイアからネオ・ジェネシスを放とうとしていることをアスランは認められない。

『警告ですよ、従わなければ従わせるまでです。逆らえばこうすると言う――――』

「恐怖で本当の平和が築けると思うな!!」

レイの言葉を遮り、アスランは一気にビームサーベルを連結しながら構えて近づく。ドラグーンによる攻撃を最小限レイはビームシールドを展開することでアスランの攻撃を防ぎ、もう一方の腕でビームジャベリンを引きぬいて切り裂こうとした。

「他人がそんなに信じられないか!人が創る明日に平和がないと、本気で思っているのか!」

レジェンドがビームジャベリンを引き抜いた手首をアスランのセイバーは同様にもう一方の腕で抑え込み、組み合うように互いに押し合う。懐に入り込むほど近い距離にいることでアスランは脚部のビームを展開することが出来ず、レイも迂闊に四方からドラグーンで狙う撃つことが出来ない。

『黙れッ!あなたが俺の何を知っているという!何も知らないあなたにッ……そんな事を言う資格なんて有りはしない!!』

しかし、力比べとなればハイパーデュートリオンエンジンであるレジェンドの方が確実に出力が上であり、セイバーとレジェンドの取っ組み合いはレジェンドが明らかに押していた。

『ギルだけが、俺を、俺の運命を理解してくれる!今更裏切ったあなたの言葉など――――一片の価値もありはしない!!』

レイがレジェンドの出力を高め、一気にセイバーの腕を振り払う。そのままビームジャベリンを掲げるように構え、そのまま振り下ろした。

「グッ……!?」

アスランはその攻撃を寸での所でシールドによって防ぐ。だが、吹き飛ばされたことで体勢を崩し、その大きな隙をレイは逃す気は一切ない。ドラグーンがセイバーに狙いを定める。

「そう簡単に死ねるか!」

体勢を崩した状態であったも武器は使える。アスランはセイバーのビームライフルと背面のスーパーフォルティスビーム砲を連射することで少しでもドラグーンを落とそうとする。とはいえ、体勢が整っていないセイバーでは狙いも正確に定めることは出来ず、放たれたビームもいとも簡単に回避されてしまう。
そのまま回避したドラグーンからビームが放たれた。一発目はシールドで防ぐ、二発目、三発目はAMBACを利用してかすめる程度に躱した。しかし、四発目でビームライフルが破壊されてしまう。そして、五発目から一斉に四発ものビームが放たれた。これまでの攻撃は逃げ道を奪い、確実に仕留めるた
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