ターン34 鉄砲水と完全なる機械龍
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0のダメージを与えるからこれで1600のダメージ、このデュエルはもらった!」
「甘い!手札からハネワタの効果発動、このカードを墓地に送ることで俺がこのターン受ける効果ダメージはすべて0になる!」
「だ、だけど攻撃は止めきった!まだまだ負けるもんか!」
「確かにな。だが次だ!サイバー・エンド・ドラゴンで攻撃、エターナル・エヴォリューション・バースト!」
もう何度となく目にしてきた、すべてを焼き尽くす白い熱線。初めてカイザーとデュエルした時にはなすすべがなかったけど、今の僕はもう違う。
「墓地からキラー・ラブカの効果を発動、このカードをゲームから除外してその攻撃を無効に、そして攻撃力を僕のエンドフェイズまで500ポイントダウンさせる!」
サイバー・エンド・ドラゴン 攻4500→4000
「ふっ、これも受けたか。だが、続くサイバー・ツイン・ドラゴンの2回攻撃は止めきれまい!2体のモンスターを焼き尽くせ、エヴォリューション・ツイン・バースト!」
確かに、カイザーの言うとおりだ。僕の防御札はもう、全部使いきった。どうすることもできないまま、ツーヘッド・シャークとシャークラーケンが白い光に飲み込まれて消えていく。
「うわあああっ!」
サイバー・ツイン・ドラゴン 攻3300→ツーヘッド・シャーク 攻1200(破壊)
清明 LP4000→1900
サイバー・ツイン・ドラゴン 攻3300→シャークラーケン 攻2400(破壊)
清明 LP1900→1000
「俺は、これでターンエンドだ。さあ、お前の本気のデュエルを見せてみろ!」
「くっ……」
僕の本気のデュエル、か。この手札は、かなりいいところまで来てる。具体的にはあと1枚、あのカードさえ来れば逆転できる。と、そこでユーノがあることに気が付いた。
『あーなってこーなって………待てよ?こーきてあーきて、それで…………ふむ。清明、次の俺らのターンはお情けでもらったと思え』
「え、いきなりどうしたのさ?」
『今の攻撃、確かに俺らは捌ききったよな』
「うん」
だいぶ危なかったとはいえ、なんとかライフも1000残ってる。もっとも、1000なんてあのモンスターたちの前じゃ大した量じゃないゴミみたいな数値だけど。
『あれ、攻撃の順番が一か所でも違ってりゃ………具体的には最初にツインから来てたらラブカ効果の発動条件から言ってどう考えても4000以上のダメージが通る計算になるんだよ。それにカイザーが気付かないはずがねえ、いわゆる奴のリスペクトデュエル、ってやつなんだろうな………手を抜かれたのは事実だし、正直これは気に入らんが』
「な、なるほど」
リスペクトデュエルってのがなんなのか、それが僕にはいまだによくわからない。わからな
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