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鉄槌と清風
44部分:43:誓いの形
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本人と変わらないんだろ?」

 「まぁ、そうだけど、でも老化とかしねーぞ?」

 「それもあんま問題じゃないな、この身体も老化遅いらしい、遺伝子異常なんだってさ」

 「…そ、か…でも、其処まで言うなら何で今結婚じゃねーんだ?」

 「それな、俺も考えたんだけど、少し先にでかい事件がありそうなんだ、それを解決してからの方が安心できると思ってな」

 「でかい事件、てなんだ?」

 「まだ秘密だ、ただ…はやてが隊長になって部隊が作られるだろ、それが事件対策の部隊だ、これも秘密だから言うなよ?」

 「判った…んじゃ、その事件が終わったら、そ、その…けっこん、か?」

 真っ赤になりつつ上目遣いで聞いてくるヴィータ。

 「俺の予定では、そうなってるけど、嫌か?」

 「ばーか、嫌なわけねーよ、ただ結婚とかは考えて無かったから、その…嬉しいんだよ!」

 何故か逆切れし、叫ぶヴィータに、静かに手を伸ばし、頭を撫で。

 「そうか、俺もそういって貰えて嬉しいよ」

 すっと手を取り立たせ、引き寄せる。

 「これからも、よろしくな…ヴィータ」

 「こっちこそな、良彦」

 引き寄せた小さな身体をしっかりと抱きしめ、二人の影がゆっくりと重なって行く。



 と、いう事が合った翌日、筋は通さなければという事で、八神一家へ挨拶に出向いた。
 はやてには祝福と共にからかわれた。

 シグナム、シャマルはヴィータがやはり先になったか、と納得され、シグナムには益々の稽古という名の模擬戦を約束させられ。
 シャマルにはブーケをくださいね、とか言われた。

 リインフォース達は二人とも祝福と共に、アインはマスターはこういう事では動きが遅いといわれ。
 ツヴァイには、ヴィータちゃん、長く待ってたですよ、といわれた。

 ザフィーラは、言葉少なく祝いを述べ、ぽんといつもの用に肩を叩くだけだった。

 この間、良彦もヴィータも真っ赤な顔で、恥ずかしそうであり、嬉しそうであった。
 あと、これからはヴィータが良彦のマンションで生活するのが基本になり、休みのあったときや、皆が集まる時は八神家にもいく、そんな感じに決まった。



 更に、もう一本の筋…高町家へも、報告へ出向いた。

 士郎は、驚いていたが納得し、祝福を述べてくれた、さらにこれまでの修行と守るものに対する意識をもったならば、と…『音貫き』の使用を許可してくれた。
 実際暫く前から身体的には大丈夫だと思っていたらしいが、精神的に無理をしないか迷っていたらしい、今回の一件で無理はしないだろうとの判断だ。

 桃子は素直に祝福というより、やはりヴィータを待たせていたことをチラッと言われたが、日本で結婚できる年齢にけ
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