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26歳会社員をSAOにぶち込んで見た。
第六話 Granza
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たら回りくどい言い方だが、とりあえずこれを承認、と。
 で、あとなんかグダグダ言ってるおっさんを適当に無視して、一層の石碑の前に行けばいいだけだな。
 フィールドに出て、そこで気づく。
 あれ……石碑って街中にあるから。
 オレンジの玖渚って入れなくね?
 いや、入れるけど、めっちゃ強いNPCが来てぬっ殺されるじゃん。
 どうすんの……。
 そう思っていると、玖渚が現れる。
「受けてきたみたいだね。 それじゃ、行こうか。 転移結晶はもう用意してあるよ」
 そう口にする玖渚の上のポインターをふと見ると。
 ……あれ、緑?
「ちょ、おい、待て、ポインタ……!」
「ああ、今日のために頑張ったんだよ。 まぁ、今日が終わればどうせその内オレンジに戻ると思うけどね」
 なるほど……あの噂のかったるて面倒なクエストをクリアしたってことか。
 SAOにはオレンジへの救済処置として、緑に戻れるクエストが用意してある。
 しかし、そのクエストがくそ面倒で、くそかったるいのだ。
 さらに言えば時間がかかる。
 故に、そのクエストをこなすやつは決して多くない。
 しかしまぁ、よくも頑張ったものだな、と思う。
 俺だったらたぶんやらねぇ……。
 まぁしかし、これで玖渚もいけるはずだ。
 一層、SAOでの全プレイヤーの名前が刻まれている、石碑。
 元、リスボーンの間に……!




 石碑の前に着いた俺達は、すぐに異変に気づいた。
 石碑の前に、透明な下へと続く階段がある。
 恐らく、他プレイヤーには見えていない。
 クエストを受注した者と、そのPTにいるプレイヤーしか見えない仕様なのだろう。
「……行くか」
「うん……」
 俺達は、それだけ言葉を交わし、階段へと一歩踏み出す。
 その直後、一瞬意識がブラックアウトしたかと思うと。
 俺達は、見知らぬダンジョンの中にいた。
 薄暗く、石畳のような壁の全面が黄金色に塗られたその空間。
 天井と地面が、不気味な淡い光をかすかに放っている。
 まるでピラミッドの中だな……。
 とりあえず、前へ前へと進むと。
 特に敵が出ないまま、一つの部屋にたどり着いた。
 扉の前には、『ONE―始まりの衝撃―』と刻まれている。
 なんだこれ……。
 ONEってことは、TWOもあるのかよ。
 しかし、この部屋を通らないことには前にも進めないみたいだし。
 とりあえず、扉を開けて見ないといけないな……。
「じゃ、開けるぜ」
「うん、武器は装備したよ!」
 そう答えてくれる玖渚にグッと親指を立て、部屋を開ける。
 そこには。
 ――――考えうる最悪の展開があった。
 こうなることは予想してなかったわけじゃない。
 クエストを受注した内容とかでなんとなくわかって
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