第三十三話
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だからな。扱えなくても仕方ないさ」
「なんで剣を作ったんですか」
「必要だったのさ。聞いた事無いか?ナギがプロポーズしたケルベラス渓谷での話を」
「聞いた事無いです」
「そうか、ならそれも後で話してやろう。ビデオも撮ってあるからそれも見せてやろう」
それから店に着くまでの短い間に赤き翼の面々の恥ずかしい思い出を語ってくれました。
「さて、ここがオレとエヴァの店『Aria』だ。先にどうぞ」
私が中に入ると同時にクラッカーが鳴らされます。
『ようこそアリス・スプリングフィールドちゃん』
店の中には写真に映っていた人以外に眼鏡を外した千雨さん、それに超さんと葉加瀬さんに龍宮さんがいました。
「えっと」
「驚いてくれたなら幸いだ。みんなアリスちゃんに会うのを楽しみにしていて歓迎会を開く事にしたんだ。あとここに居るのはみんな関係者だ」
「正確に言うなら、あの茄子に一泡吹かせる為の関係者ネ」
「超、先に自己紹介をすませろ」
「これは失礼したネ。私は超鈴音ヨ、超で良いネ」
「私は龍宮真名だ、好きに呼ぶと良い」
「僕は天流・M・零樹です。よろしくお願いします」
「私はその姉のリーネよ。それでこっちは妹の刹那」
「よろしゅう」
「次はウチやな。ウチは近衛木乃香言うねん。茄子言うんわ、ここの学園長でウチのじいちゃんの事なんよ」
「私は葉加瀬聡美です」
「はじめまして、私は天流・M・茶々丸と申します。以後よろしくお願いします」
「あ〜、長谷川千雨だ。こいつらの相談役みたいな事やってるから、なんかあったら相談には乗ってやるよ」
「旧姓の方は知っているだろうが、今はエヴァンジェリン・M・テンリュウと名乗っているから間違えないように。この娘達の母親で貴方の修行での保護責任者もやる事になっているから。エヴァと呼んでくれれば良いから」
「最後にオレだ。駅前でも名乗ったが天流・M・零斗だ。エヴァと一緒で君の保護責任者をやる事になっている。言い忘れていたがオレとオレの家族は『誇り』を穢される事、家族に手を出される事、化け物ではない者を化け物扱いする事を行なう奴には一切の容赦をしないから注意しておいてくれ。『誇り』に関してはバラバラだからちゃんと話して聞いておくように。ちなみにオレの『誇り』は滅多な事じゃ穢される事は無いから教えないでおく」
原作から知っていたが、やはり2-Aの人たちはこういう事が好きなんだろう。関係者という事は私の事も知っているだろうし、たとえ知らなかったとしてもスプリングフィールドという名を聞いた事が無い人は居ないだろう。けれど彼女達は私を見てくれている。私から両親の事を見るので
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