DAO:ジ・アリス・レプリカ〜神々の饗宴〜
第十三話
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は良くないが。
「久しいな、ハクア」
「ええ。まさかコクトが来ているとは思いませんでしたよ」
コクトとハクアの会話に、カズが目を剥く。
「え?師匠とハクアさんは知り合いなのか?」
「何を言っている。《師匠世代》は全員顔見知りだ。それだけでなくてもリアルでは全員一階は顔を合わせている」
「私だけレベルが低いままですねー。いま何レベルですか?」
「73」
「負けました……54です」
ハクアとコクトのレベル比べ。
「先生はインドア派ですからね。たまには外に出てレベル上げでもしたらどうです?この茸何ですか?」
「あ、それですか?二週間前に生えてきまして。可愛いのでそのままにしておきました。効果を確かめたところ、人間が食べると二時間で死亡します」
「何でそんな危険なもの生やしているんですか!?……こっちの薬は?」
「性転換の薬です。そうだ、ハクガとカズ君に飲んでもらいましょう。ハクナちゃんとも久々に会いたいですし」
「何で俺が飲む必要が!?」
「リーリュウ君も女の子になったら可愛いかもしれませんね」
「やめてください。気にしてるんです」
とにかく、とハクガが彼には珍しい怒り顔で言った。
「先生は一度外に出てください。セモンさんに《六門魔術》の手ほどきをお願いします。リーリュウ、ここに残って僕と部屋を掃除しますよ。幸いなことにゴーレムの材料はたくさんあります」
「良いですけど、ハクガ、キノコちゃんは残してくださいね?」
「Ko☆To☆Wa☆Ruです。ぜんぶ消し去って綺麗にします」
「ああ〜!キノコちゃん〜!!」
ハクアが悲痛な声で叫ぶ。
そしてセモンは考える。
なぜ《師匠世代》は、どこかねじの外れた人ばかりなのだろうか、と。
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