第四章
名前が気になった彼は眠気に身を任せ怒りを覚える。
[10/13]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
したい!」について熱く語ろうとしていたと言うのに!
それと安易に顔文字を使うな。
……あと俺の「」に割り込むのやめろください。超読みづらいです。読者に厳し過ぎ……――待てっ!俺は今なにを言おうと!
今俺、メタい何かを!
とにかくすっげぇ睨まれてるんでちゃんと話聞こうか、俺!
「……あたし喋ってもいい?」
「す、すいません。お、お願いします……!」
ヤンデル由比ヶ浜とツンドラ雪ノ下コンビからの目が痛すぎる。何この視線のリンチ……俺が危ない人だったら感じちゃうよ。ドキドキ。
「感じてんじゃねえよ……!」
比企谷お前エスパーさんなの?ってかこの学校の主に奉仕部、エスパー属性多すぎるだろ。ゴーストタイプが来たら全滅じゃね?ポケ〇ンセンターどこだよ。キ〇ぐすりなんか買う金ねーぞ。
そして、たぶん僕はゴーストタイプなので今すぐ自宅にシャドーダイブしたい。
それなら帰宅はおろか、同時に奉仕部エスパータイプ勢にもれなく「こうかはばつぐんだ!」のダメージを与えて戦闘不能にすることもできる。これはもう俺がやるしかないのか……?
「考えるな!――感じろ!」
「さらっと快楽におぼれる宣言すんな……この歩く18禁が」
酷いこと言うなあ……。
つーか俺を18禁の代名詞みたいに語る意味が分からない。なぜ下ネタ吐くとそう言われなくちゃいけないのか。どちらかと言えば俺は18禁という、言わば禁止条例に真っ向から反抗しているので、18禁ではなく18解。――そして反抗というのは主にこの小説の「年齢制限無し的」に考えてである。本来ならせめて15禁にするべきなのである。――という声が隣の教室から聞こえた気がしたのだが、少し疲れているのだろうか……。
「二人とも喋り始めないでよっ!材……くんがかわいそうだと思わないの?」
「はぐぅうっ!」――バタン。
「ほら!急に倒れちゃうし!」
と、由比ヶ浜は少々ひき意味に言う。
俺も間髪入れない。
「百パーセントお前の過失じゃねーか!」
名前を覚えてもらえない辛さは俺がよく知ってる。……俺でさえ最初は狂いそうだった。と言うか、もうとっくに狂い切ってしまっているのかも知れない。
もはや内接、隣接、溶接さえされたその異常に鈍感になってしまうほど……。
いや。さっきも言ったように、今は考えなくていい。感じなんてしなくていい。
やはり変わらない。少なくとも今は何もするべきではない。
さっきから雪ノ下の視線がやけに冷たく、ひどく痛いこともあるし。
「じゃあ言うよ……」
オサレ系イケメンならぬクサレ系ぼっち共が黙ったのを満足気に眺め、由比ヶ浜は食い気味に話し出した。
一体彼女の口からどんな言葉が飛び出すだろうかなど、俺はまったく予想してはいなかったし、気の利い
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ