第四章
名前が気になった彼は眠気に身を任せ怒りを覚える。
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したんだがおい比企谷……。
どうでもいいけど唸るって漢字的にも捻るに似てるよね。
例文:おい材木座がなんか捻り出したんだが。――うん、これは気持ち悪い。
思ったんだけど捻り出す、って語感的に放り出すにも似て――(自主規制。
まあこれは流石に「うん、これは○○――」みたいなネタにできないくらいダイレクトにうん、これは――。
「比企谷頼む、奴を黙らせろ……」
さすがの俺も至近距離でのこの唸り声は聞くに耐えないので、比企谷にお任せしてみた。
俺はすがるような目で比企谷を見つめる。
そして、そこはさすが比企谷。一つ頷いてすぐにザイモク座を説得した。
「材木座、……メッ!」
「ぬぅ、主がそう言うのなら……わ、わかった」
「うわぁ気持ちの悪い意志疎通だナー」
どうでも良いけど材木座君の体型ってザ○に似てるね。膨れて出っ張った腹の辺りに○ク・マシンガンでも仕込んでそう。
これからは材木製ザクくんって呼ぼうかな(大嘘――「やっはろー!」
「………《沈黙》」
「あ、あれ?やっはろー?」
「………《沈黙》」
――そう。答えはいつも「………《沈黙》」!
沈黙のカードはいつでも我々のそばにある。困ったときは使うんだ!特に雪ノ下ル――。
「こら!無視しないの!」
――ルートでは非常に役立つぞ♪と続けようとしたところでお邪魔が入った。
何だよ折角ゲームの攻略情報を今一度確認しようとしていたのに……。え?もう古い?あれはキャラゲー?
それにしてもその手のゲーム買わない人には謎過ぎるだろこのネタ。――少し自重……。
「はいはい。やっはろー由比ヶ浜さん、それじゃバッファロー」
「やっはろーにバイバイを繋げようとして完全に別単語だ!て、いうか帰ろうとしない!」
そして桐山くんにはセンスの欠片もない!――と、何だか酷い言われようである。
良いじゃないか「バッファロー」。皆で流行らせようゼー。
まあ俺らには流行らせる皆が居ないんですがね……。
「まったく桐山くんはホントに変わらないと言うかブレないと言うか、ブレッブレなのが桐山くんでそれが何時も変わらずブレないと言うか……」
「……」
核心を突いてきやがる……。
ブレまくりな、俺。それは俺がキャラを作らないからだ。
ブレまくって当然だ。何しろ核が無いんだから。
核が無いんだから、確も無し。見えなければ分かることだ。
「それじゃあ、あたしゆきのん呼んでから部室に行くから、先に行ってて!……ヒッキーも遅刻しちゃダメだぞ☆」
「お、おう……!」
「……もう行っちゃうのかよ」
ホントに何しに来たんだ……。俺はつい白々しい目になってしまう。
意図せずだ
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