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カンピオーネ!5人”の”神殺し
ルリム・シャイコースとの戦い W
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・・・。」

「ん・・・。」

 何分間そうして貪り続けていただろうか。身体の痛みが完全に消えて、呼吸が苦しくなった所で、彼らはようやく唇同士を離す。

 ツーッ、と二人の間に銀色の橋が架かり、広がって落ちた。

『はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・。』

 祐里の姿が、若干だが変化していた。

 亜麻色の鮮やかな長い長髪はそのままだが、瑠璃色だった瞳は、透き通った朱色となっている。更に、衣服が十二単(じゅうにひとえ)と羽衣に変化しており、正に平安の美しき佳人とでも言うべき姿となっていた。

「・・・護堂、さん・・・。」

「・・・祐里。」

 その姿を見て、護堂の中に熱い衝動が渦巻く。・・・が、

『!?』

 そんなことをやっていられるような状況では無くなってしまった。

『出てこい神殺し!先ほどの続きといこうではないか!!!』

「・・・来たな。」

「・・・護堂さん。」

「いいから。祐里はここで待っててくれ。」

 ポンポンと。最初に会った時のように、優しく彼女の頭を撫でていく護堂。その動作に安心し、祐里は頷いた。

「・・・はい。お帰りを、お待ちしております。」

 これから、まつろわぬ神と神殺しの第二ラウンドが始まる。
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