第二十六話
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いるのだろう。あとで会いに行って呪いを解いて口説いてやろう。予想外なのは刀子先生がいない事だ。確か西洋魔術師と結婚して麻帆良学園に来て離婚したはずだからいてもおかしくはないのだが、まだ先の事なのだろうか。そんなことより目の前の事を考えよう。これから実力を見る為に模擬戦を行うはずだが、相手はたぶんタカミチだろう。転生したばかりでまだ投影しか試していないので負ける可能性の方が高いだろう。あと、なんかかなり若い気がする。これから老けるのか?まあやれるだけやってみよう。
「いつもならここで実力を測る為の模擬戦を行うのじゃが、今日は紹介したい者が他にもいるので少し待ってもらえるかのう」
他に紹介したい者?原作にいたはずの先生が何人かいないが原作との時間を考えるといなくてもおかしくはない。一体誰が来るんだ?
「フォッ、ちょうど来たようじゃ」
学園長が向いている方を見ると遠くに子供連れの夫婦が見える。男の方は黒髪で身長はそこそこ高く、服装は原作でナギが来ていた様な黒い服に楠んだ赤いマントをつけている。隣の女性は金髪でやはり背は高くドレスの様な服を着ていてちょうど大人verのエヴァに似ている。子供の方だが4人いて、一人はゴスロリ服を着ているエヴァっぽい女の子と黒髪で巫女の格好をした女の子、その隣に原作で刹那が来ていた烏族の戦闘服を着た白い髪の男いや女の子だな。最後に夫婦に手をつながれている男に似ている3歳位の子でした。
「学園長、まさか『教授』を呼んだんですか」
タカミチが驚き、焦った風に聞いています。
「そのまさかじゃよ」
その答えにタカミチはもの凄い量の冷や汗をかき始めます。
しかし周りの先生方もオレと同様に状況が全く掴めません。
オレの知識には『教授』と呼ばれる人物はいません。
「学園長、帰らせてもらいます」
そう言うとタカミチがオーラの様なものを纏い瞬動で逃げようとします。
もしかして咸化法を手を合わせずに使ったのか。
原作でそんなシーン、見た事無かったぞ。
「フォッ!?急にどうしたのじゃ」
学園長の問いかけにも答えずに踏み出そうとした瞬間、先程まで子供と手をつないでいた男がタカミチの足を払い、転んだ所を逃げられない様に踏みつけた。
「タ〜カ〜ミ〜チ君、何逃げようとしてるのかな」
「あの、レイトさんに教わった通り火の粉から逃げ出そうかと」
「うん、今でも教えを守ろうとしているとは関心だな。だが今回は大丈夫だタカミチ。お前には火の粉は降り掛からんよ」
一瞬でタカミチを押さえつけ敬語を使わせるこの男、まさかオレ以外の転生者か!?
いや、それはあり得ないとオレを送った神は言っていた。
ならこいつは元からいるキャラなのか?それなら少し位
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