暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
傲慢の先にあったモノ 〜Lucifer〜
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事を言わないで・・・ヴィヴィオ!」
ヴィヴィオはここに居る。それだけは確か。だからそれを否定することは許さない。たとえそれがヴィヴィオ本人だったとしても。
「ヴィヴィオ。お前の本当の、心の奥からの想いを聞かせてくれ・・・」
ルシル君と頷き合って、しっかりと答えを聞くためにヴィヴィオを見る。
『わたしは・・・わたしは、なのはママとルシルパパが大好き・・・! これからもずっと・・・ママとパパと・・・ずっとずっと一緒にいたい!・・・ママ、パパ・・・ヴィヴィオを・・・助けて!』
それが聞きたかった。自分の真実を知って、それでも私たちと一緒に居たい、って。だから助けるよ。私が、ルシル君が、とても大切なヴィヴィオを。
「助けるよ、ヴィヴィオ。いつまでもどこでも、ママとパパが、守ってあげるから!」
†††Sideなのは⇒ルシリオン†††
ヴィヴィオの本心は聞けた。これからもずっと一緒にいたい。助けてほしいって。助けるよ、どんな手を使ってでも。だだ、ずっと一緒というのだけは・・・。いや、今はそんなことよりヴィヴィオを解放することが大事だ。
「・・・実に不愉快だ。人間のくだらない心云々・・・」
私が手を離したことでバエルが喋り出す。
「虫唾が走る! 反吐が出る!」
「「くっ・・・!?」」
『っ・・・ぅぅあああ・・・!?』
力、というものを例外なく封じ込める束縛のルーンである“ニード”と、制止・遅延・犠牲の必要性・望まれぬ活動力の封印の意を持つルーン、“イス”が刻まれた、この減衰の球体に縛り付けているのにこの力・・・。
「はあああああああッ!」
「うあぅ・・・!」
「っ! なのは・・・!」
バエルの神秘の奔流からなのはを抱きしめるようにして庇う。直後「ぐあ・・・っ!」私の背中に叩きつけられる強大な神秘の衝撃波。
「ルシル君!?」
一瞬気を失いかけたが、なのはの私を呼ぶ声に何とか踏み止まる。揺れる視線の先に、私たちに向かって飛んで来るバエルを視認する。どうやら今の衝撃波でかなりの距離を飛ばされたようだ。
「下がれ、なのは・・・」
なのはを庇うようにして後ろに下がらせ、バエルと真っ向から向き合う。蒼翼アンピエルとヘルモーズの無事を確認。助かった。バエルとの高機動戦には必要不可欠だ。
「くだらない・・・!」
――セイクリッドクラスター――
バエルの周辺から7つの虹色の光球が展開され、射出される。それにしても大した速さのないものだが・・・。
「あれは私の・・・!?」
後ろでなのはが驚いている。そう言えば魔法データの収集とか言っていたな。あの言葉の意味はこういうことだったらしい。
「レイジングハート!」
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