暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
傲慢の先にあったモノ 〜Lucifer〜
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バエルが――いや、ヴィヴィオが頷く。バエルはもうヴィヴィオの身体を支配することすら出来ないようだ。
「やめ・・・わた・・・なるんだ・・・亡失・・・」
(亡失になる? まさか、バエルがやろうとしていたことは・・・!)
もしそうなら、ここで確実に斃さなければならない。“絶対殲滅対象アポリュオン”の空席を埋めるような真似だけは絶対にさせない。ナンバーW亡失のアーミッティムス。・・・嫌なことを思い出してしまった。
「レイジングハート・・・!」
≪Excellion Buster≫
“レイジングハート”、ブラスタービット2基の先端に桜色の閃光が生まれる。なのははカートリッジを何発かロードし、さらにその威力を高める。
「エクセリオン――」
ここでバエルの神秘への対抗策を使う。
「神器王の名において・・・!」
「バスタァァァーーーーーーッ!」
エクセリオンバスターが発射されたと同時に、射線上にアースガルド魔法陣を展開する。これが対抗策。エクセリオンバスターに、私の持つ神秘を乗せる。これは私の真技のひとつ、神断福音グロリアス・エヴァンジェルに使われる術式の1つだ。神秘と威力を加算させる魔法陣を展開する術式。今回は神秘限定としたが。
「っううううああああああああ・・・!」
エクセリオンバスターの直撃。防御という術が出来ないためにクリーンヒット。そしてサンダルフォンの聖域内部で爆発が起き、すぐさま術式を解除する。
「「ヴィヴィオ!」」
未だ晴れない煙の中から、煙を引きながら何かが真下にある白いルーンの球体へと落下していく。あれはヴィヴィオで間違いない。すぐになのはが落下するヴィヴィオへと追い縋る。そして私は落下するヴィヴィオとは違う方に飛ぶ。何故なら煙の中で輝く“レリック”を目にしたからだ。バエルが健在なら、相手をしないといけない。
「ヴィヴィオは任せた」
もうなのはには聞こえないだろうが言っておく。
「何故だ・・・何故・・・こんな!」
バエルの姿を視認。所々が砕け落ちてはいるものの、確実に存在していた。ああ、よかった。この手でお前を斃せることが出来て・・・。
「バエルーーーーッ!」
「っ! 欠陥品・・・!」
――
殲滅せよ
(
コード
)
、
汝の軍勢
(
カマエル
)
――
もう手加減する必要はない。後先考えずにカマエルの槍群を全力で放つ。頭の中は怒りで沸騰している。こいつだけは散々痛めつけてから、消し飛ばしてやる。
「おおおおおおおッ!」
カマエルに対抗するように“ルートゥス”が19本と射出される。同時にページによる防御や、サタンのレーザー群も来るが、関係ない。
――
崇め讃えよ
(
コード
)
、
汝の其の御名を
(
ミカエル
)
――
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