暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Memento mori.〜Asmodeus〜
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シュブリューテ”を、アスモデウスは“ルートゥス”を全力で振るう。
「「っ!」」
衝撃波がこの通路一体を駆け抜けてく。これは結構・・・キツイ。
「やるね、アスモデウス。半透明の弱よわ状態のクセしてさ!」
「本来のお前なら、今ので私を真っ二つにしているわね」
鍔迫り合いの最中の微笑。私は強引に“ルートゥス”を捌いて、一度間合いを開ける。
――九頭龍閃――
ルシルの複製された術式や技などが貯蔵されている創生結界・“英知の書庫アルヴィト”で読んだ複製技を使った。
壱の唐竹。弐の袈裟斬り。参の右薙。肆の右斬上げ。伍の逆風。陸の左斬上げ。漆の左薙。捌の逆袈裟。玖の刺突。この九つの斬撃を同時に放つ。飛天御剣流っていうらしいけど、なかなか使い勝手のいい剣技ばかりだ。この流派の剣技を基にして、魔術とか魔法を組んでみようかなぁ。で、結果はというと・・・
「ライドインパルス・・・!」
「あちゃあ・・・」
避けられたわけで。でもいくつかは当たっている。その証拠に、弐と参と肆という斬撃を受けた部分が削れていて、腕も吹っ飛んでいる。
「今の技、不可避らしいんだけど・・・。ま、こんなものなのか・・・なっ!」
再度、閃駆で距離を詰めるために動く。アスモデウスはそれに対処するために動こうとしたその時・・・
「これは・・・!?」
――チェーンバインド――
「シャル! 今!!」
アスモデウスに黄金の鎖状のバインドが六重に掛けられる。フェイトの魔法だ。なんで神秘の塊のアスモデウスに魔法が通用するのか、とか気になる。ま、神秘の無い“レリック”っていうのを本体にしてるからだろうね。とにかく今はこの刹那のチャンスを活かすのみ。
「下等な人間風情がぁぁぁぁぁぁッ!!」
アスモデウスの怒号がアジトに響き渡っていく。そしてチェーンバインドが次々に弾け飛んで行くけど、もう遅い。
「これで終了!」
――閃駆――
閃駆から繋ぐ刺突。狙うは黒い“レリック”一点のみ。
「っく・・・!」
アスモデウスは刺突を横っ跳びしたことで回避した。開いた距離は大体8m弱。
「目醒めよ、キルシュブリューテ!」
“キルシュブリューテ”の能力を限定解放。使用する術式はもちろん、私の持つ必殺の対人真技。鞘に納めた“キルシュブリューテ”で居合い抜きの構えをとる。
「真技・・!!」
「本当に忌々しいわねぇッ!」
アスモデウスの最後の足掻きとも言える“ルートゥス”の散弾雨。けどやっぱり遅い。ルシルのカマエルやチュールに比べれば遥かに。紙一重の回避でアスモデウスに突っ込んでいく。
「「はあああああああっ!!」」
私とアスモデウスの咆哮。アスモデウスもまた覚悟を決めたのか
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