暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Memento mori.〜Asmodeus〜
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アスモデウスに射撃魔法を殺到させていく私とフェイト。そしてまたアスモデウスは“ライドインパルス”で回避しては“ルートゥス”やページで対処していく。

光牙(タオフェ)・・・」

≪Taufe kreuz≫

十紋刃(クロイツ)!」

「プラズマ・・・

≪Plasma smasher≫

「スマッシャァァァーーーーッ!」

そこに十紋刃とプラズマスマッシャーを叩きこむ。すると「甘いわっ!」さっき砕いたブーメラン状の剣や、新たな“ルートゥス”がそれを邪魔をした。本当に面倒だ。スカリエッティが乗っ取られていなかったらもう決まってるのに。こうなったら・・・

『フェイト。私がアイツの攻撃と防御を切り崩すから、フェイトがその隙を狙って攻撃を叩きこんで。たぶんそれがベストだと思う』

アスモデウスの攻防は私が捌いて、隙だらけになったらフェイトがそこに攻撃。これでいく。

『・・・判った。それでいこう。私は背後から行けばいいよね』

私は“トロイメライ”を待機モードにして、“キルシュブリューテ”にだけ集中する。アスモデウスとの距離は大体10m弱。フェイトに一瞬だけの視線で合図。

「・・・っ!」

――閃駆――

そして一気に距離を詰める。真正面から堂々と突っ込む。フェイトへの攻撃を許さないための真っ向からの突撃だ。アスモデウスが“ルートゥス”の剣先を私に向けてきた。刺突でもするんだろうか・・・一点攻撃の刺突なんて怖くも何も・・・。

「残念ね。私にはこの“力”もあるのよ?」

――真楯(ハイリヒ・フライハイト)――

直感が働いて、ほとんど無意識に障壁を前面に張った。その直後に私を襲ったのは強烈な閃光とすさまじい衝撃。その正体は・・・

「っぐ! サタンのレーザー・・・!?」

そう、アスモデウスが放ったのはサタンのレーザーだった。本当にわけが解らない。サタンの最期はルシルの複製真技によるもの。そのサタンを他の“ペッカートゥム”が吸収する暇はなかったはずなのに。踏ん張りきれずに弾き飛ばされた私を見てフェイトが「シャルっ!」声を張り上げた。

「げほっけほっ、いっつ〜・・・」

障壁ごと壁に叩きつけられて、少し咽たけど全然問題ない。その間に、アスモデウスは私じゃなくてフェイトに向けて、サタンのレーザーを放っていた。

「やめろっ、アスモデウス!」

迫るレーザー群を紙一重で回避してくフェイト。助けるために閃駆を使ってフェイトの元まで行こうとしたけど、「邪魔・・・するなっ!!」無数のページが私の行く手を拒む。もちろんそんなモノで私の行動を完全に邪魔できるわけがない。

――双牙風炎刃(ヴィント・ウント・フランメ)――

炎熱系と風嵐系同時使用による炎嵐の魔術
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