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ドリトル先生学校に行く
第一幕 充実している学園その三

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「だから気をつけてね」
「そうするね」
「さて、じゃあね」
 そんなお話をしているとです、すぐに。
 学園に着きました、門を通ってでした。
 先生は大学の医学部まで行きました、そしてその校舎の前に来てです。
 先生はお馬さんから降りてそのお馬さんにこう言いました。
「有り難う、それじゃあね」
「今から僕はお家に帰って」
「後は僕のことだからね」
 お馬さんはお家に帰って遊んでいいというのです。
「そうしてね」
「わかったよ、じゃあまたお家でね」
「そうしようね」
 こうお話してなのでした、先生はお馬さんを見送ってから医学部の校舎に入りました。すると白衣に黒い髪を綺麗に整えた青年がいて先生に尋ねてきました。
「ドリトル教授ですね」
「おはようございます、そうですか」
「そうですか。おはようございます」
 青年は笑顔で先生に挨拶を返しました。
「私は医学部の准教授の一人で間といいます」
「間さんですか」
「はい、間白君といいます」
 准教授は先生ににこりと笑って名乗りました。
「教授の助手といったところでしょうか」
「そうですか、それでなのですが」
「何でしょうか」
「僕は教授と呼ばないで下さい」
 先生は准教授ににこりと笑ってこう言うのでした。
「そのこといはお願いします」
「では何と呼べばいいのでしょうか」
「いつも先生と呼ばれています」
「先生ですか」
「はい、ですから」
「先生とお呼びすればいいのですね」
「若しくはドリトルさんと」
 そう呼んで欲しいというのです。
「それでお願いします」
「そうですか、わかりました」
 准教授は丁寧な口調で先生に答えました。
「ではこれからは先生と呼ばせてもらいます」
「そうして頂ければ」
「では先生」
 准教授はあらためて先生をこう呼びました。
「先生の講義は今日からですが」
「そうですね」
「しかしそれは午後からでして」
「今はないのですね」
「そうです、午前中はありません」
 それはまだだというのです。
「ですからまずは研究室にお入り下さい」
「もう用意されているのですか」
「王子とその周りの方々がしてくれました」
 研究室の用意もだというのです。
「先生の蔵書もイギリスにあった机等も全て」
「王子達がやってくれたのですか」
「そうです、王子の通われている学部は違いますが」
 それでもだというのです。
「全てしてくれました」
「有り難いですね、それは」
「王子は親切な方ですね」
 准教授は先生を先生の研究室に案内します、それは医学部の校舎の一階の隣にある医学部の研究用の施設の一階にあるとこの時に先生に説明します。
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