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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
彼女の選ぶ道
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、セイン?」
「・・・うん」
セインは迷いに迷ってその答えを出してくれた。シスターとセインは、このアジトを管理しているウーノのところへ。倒れたトーレとセッテは、セインの能力で一緒に連れて行かれた。
「ごめん、フェイト。2人だけになっちゃった」
「ううん。大丈夫」
アスモデウスとレヴィヤタン。私とフェイト。合計戦力としては向こうが若干上といったところかも。まぁ、アスモデウスの姿をしていてもスカリエッティの体には変わりない。それなら変わらずにフェイトの攻撃は有効だ。でもフェイトが全力を出すためには邪魔なAMFが解除されるまではまだ時間がある。それもウーノとかいう戦闘機人の戦闘能力によって変わってくるはずだ。
(アスモデウスの支配。どういう力かは知らないけど嫌な響きよね・・・)
そして最大の問題、レヴィヤタン。高速移動じゃなくて位相転移を持つ“ペッカートゥム”。おそらく真技じゃないと勝てない。転移前に潰すか転移直後に潰すかの二択。空間干渉の術式があればもっと簡単だろうけど、生憎と私はそんな反則は使えない。
「考えれば考えるほど泥沼に嵌る、か。仕方ない」
もうごちゃごちゃ考えるのも面倒。こうなったら私の体が動くままに、だ。
『フェイト。私がアスモデウスとレヴィヤタンを同時に相手する。離れたところからでいいから、アスモデウスへの牽制をお願い』
『ちょっ、シャル!? いくらシャルでもそれは・・・!』
『大丈夫。アスモデウスへの魔力攻撃は通じる。牽制だけでも十分に効果は望める。だから後方支援をお願いするの。AMFが解除されたら、もちろんフェイトにもアスモデウスと真っ向から戦ってもらうからそのつもりでよろしく』
AMFが解除されたあとのフェイトならアスモデウスとも渡り合えるはず。それが概念存在であれば不可能だけど今は違うからだ。アスモデウスは自ら首を絞めることばかりをしている。バーカ、間抜け。
『・・・判った。でもシャルが危ないと判断したら私も動くからね!』
『まぁその時はお願い』
フェイトは私たちから10mくらいにまで距離を開けた。私の側に居るのはアスモデウスとレヴィヤタンの2体。“トロイメライ”でアスモデウスを、“キルシュブリューテ”でレヴィヤタンを討つ。
「シャルロッテ・フライハイト・・・参ります!!」
――閃駆――
閃駆を使って先手をとる。まずは一番近いアスモデウスから。振るうのは“トロイメライ”。使用魔法は・・・
――
光牙月閃刃
(
シャイン・モーントズィッヒェル
)
――
閃光系の魔力を刀身に纏わせた一撃。
「正面から、しかも1人で私たちと戦うと? そこのクローンと一緒でなくていいのかしら?」
「クロ――っ、うるさい! そんなの関
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