暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
地上の悲劇
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]T(面倒だからこれでいいや)が構えたボードからエネルギー弾を立て続けにぶっ放される。でもそんな豆鉄砲なんて、私と“トロイメライ”の前では無意味だ。“トロイメライ”で向かってくるエネルギー弾を斬り裂いていく。

――エアライナー――

そして\なんだけど、どう見てもスバルやギンガのパクリとしか思えないモノを使う。色は違えどもウイングロードのようなものを出したりしてるし、武装も似てる・・・パクリ魔? \の赤髪の通称、独自判断でパクリ魔に決定。

「待てっ! ノーヴェ、ウェンディ!!」

チンクが2人の名前と思う言葉を叫ぶけどもう手遅れだ。陸戦である以上、お前たちでは私は倒すことは不可能だ。

「もらったーーーーっ!」

パクリ魔がウイングロードもどきで私の背後に回りこんだけど遅いよ、間抜け。振り返ると同時に“トロイメライ”の柄頭をパクリ魔の横っ腹に叩き込む。バキ、メキって音がハッキリと耳に届く。体内の骨格を少々潰したようだ。

「っが・・・!?」

「はーい、一名様入院コースへごあんなーい♪」

「エリアルキャノン!!」 

吹き飛んだパクリ魔と入れ替わるようにして]Tが砲撃を撃ってきた。威力もそれなりだし及第点をあげよう。

「その程度の砲撃で私を――!?」

私は“トロイメライ”で砲撃を裂こうとしたけど、直感が働いて回避へと変更した。私の居た場所に複数のスローイングナイフが突き刺さる。そして続くように]Tの砲撃も着弾、爆発を引き起こした。

「待てと言ったのに・・・」

どうやら今のスローイングナイフはチンクのモノらしい。だけどおそらくそれだけじゃない。彼女にも何かしらに能力があるはず。

「どうであれ私にケンカを売ったことを病院のベッドの上で後悔しなさい!」

“閃駆”を使い、一気に]Tとの間合いを詰める。
 
「っく、これでどうっスか!?」

――フローターマイン――

「っとと。これは・・・反応弾ね」

私の周囲に展開された無数の桃色のスフィア。たぶん少しでも触れたら爆発するというものだと思うんだけど。

「IS発動、ランブルデトネイター」

さらに私の周囲にいくつものスローイングナイフが展開された。

「無用な戦いは避けたい。退いてもらえないだろうか? こちらとしても可能な限り人間を傷つけたくはないのだ」

「ギンガを置いて行ってくれるなら考えてもいいけど?」

「退いてはもらえないか。残念だ」

睨み合う私とチンク。そしてチンクは右手を挙げて指を鳴らした。

――オーバーデトネイション――

展開されたスローイングナイフによる集中攻撃。魔力でないため正確な威力は判断できないけどかなりあるかも。これはちゃんと防御しないとまずい。
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