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鉄槌と清風
4部分:4:魔法覚醒
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 『西風(ゼピュロス)、起動』

 声に導かれるように呟く、最後の一言は、謎の声と被るように、告げる…次の瞬間、部屋を青色の光が包み込んだ。




 良彦が、籠手から溢れた光に包まれた頃、隣の高町家…なのはは、驚いていた、眠る前にレイジングハートに手伝ってもらって、イメージトレーニングをしていたら、突然近くで魔力反応が感じられたからだ。

 『マスター、魔力反応を感知、直ぐ近くに突然出現しました』

 「うん…でもなんだろう、この魔力しってるような?」

 『距離は、10数m程です」

 「そっか…えと」

 ふと、窓の外を見る、暗い中見える隣の家…八坂家、その一室から青い光が漏れている…というか、あの家には今、良彦しか居ないはずだ。

 「た、大変だよ、よしくんの家からだ、それっ」

 『たしかに、あそこから強い魔力を感じます』

 「そんなこと言ってる場合じゃないよ、いってみよ」

 『了解、マスター』

 家族に見つからないよう、こっそりと家を抜け出し、庭の片隅から八坂家へ…所謂子供だけが通れる抜け道のような穴が壁にあけてあったりする…光の元と思われる部屋を覗く。
 其処には、空の青のような光を放ちながら立つ、良彦…両手に鋼色の籠手を付け、青い色の長袖のジャケット、ズボン、縁は白で彩られていて、飾り気はほとんど無い…身じろぎ一つせず、段々と光が収まり。
 前触れも無く、崩れる用に倒れこむ。

 「えぇー!、ちょ、大変だよレイジングハート、助けなきゃ!」

 『魔力の放出のせいで、一時的に魔力が尽きたものと思われます』

 「いやいや、原因じゃなくて、あー、っもう、いくよっ」

 勝手知ったるなんとやら、お互いの家の出入りも多い、関係上、なのはも八坂家の鍵の隠し場所をしっていたので、玄関をあけ、中に飛び込んで、良彦の下へ。

 「おじゃましまーす、って、やっぱりよしくんだ…えっと、クロノ君に伝えた方が良いのかな?」

 『自然に起きるとは思いますが、魔法関連なら、そのほうがよろしいかと』

 「だよね…えっと」

 なのはの近くにウィンドウが表示され、数秒の後に、少年の顔が映し出される。

 「どうしたんだなのは、こんな時間に突然?」

 「ごめんね、クロノ君、一寸問題が…」

 暫く後、八坂の家から今度は白い光が一瞬漏れ、静寂が訪れる。




 光に包まれている間、良彦は夢を見ていた。
 古い西洋風の城…辺りには数は少ないが皆てだれの??達、近くには????達もいる。
 皆が見ている空の上、見られているのは自分だ…自分の、これは試験なのだろうか、相対している人物と、戦っているのか。

 「はっ、腕を上げたな??、これをし
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