第二十五話
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うです。それも村全体で。
そんな所にいる位ならと自分たちの家族にしてあげたいと思ったそうです。私もそれに賛成です。
少しの間は怪我を治すのに時間が掛かると言っていましたがそれが終わると私はすぐにせつなをこのかの所に連れて行きます。
「りっちゃん、りっちゃんその子だれなん?」
「私の妹のせつな」
「じゃあ、せっちゃんやな。うちはこのか。このちゃんって呼んで」
「......うん、えっとこのちゃん」
このかがもの凄く嬉しそうな顔をしてせつなに抱きつきます。
私はこのちゃんと呼ぶ事を断固拒否していますからそのせいでしょう。
次の日から私たちはいつも一緒に遊んでいます。今日は川に遊びに来ています。
そして私は失敗をしてしまいました。
このかが川に落ちたのです。慌ててお父様に念話を繋ごうとしましたが、
「このちゃん、いま助けるから」
せつながこのかを助けようと走り出します。
「せつな、あなたおよげ」
そこまでしか言えませんでした。
せつなの背中から天使の様な羽が生えていたのだから。
そしてせつなが空を飛んでこのかを捕まえていた。
しかし思っていた以上に水をすった服が重かったのだろう。せつなも一緒に溺れてしまう。
(助けて)
夢中でお父様に念話を繋ぐ
(どうした)
すぐにお父様が答えてくれたので状況を説明していく。
(このかが川に落ちて刹那から羽が出てそれで、)
そこで二人が沈んでしまうのを見てしまった。
(いや、だめ、だめえええええぇぇぇぇ)
我武者らに願った。二人を助けたいと。
次の瞬間には川が凍っていた。これで二人が溺れる事はなくなった。けど、今度は自分が二人を殺してしまったのではないのかと。
いつの間にかお父様がすぐ傍に居て凍った川に近づいて行く。
お父様が近づくと川がすぐに溶け出しお父様はすぐに二人を助け出して来てくれた。
そのまま私たちは家に連れ帰られお風呂に入れられ部屋に帰されました。
私は布団をかぶり先程の光景を思い返す。
もしかしたら二人を殺してしまうかも知れなかった。
魔法が怖い
side out
side レイト
オレは今詠春と向かい合っている。
理由は簡単。子供達をこれからどうするかだ。
「まさかこんな事になるなんて」
「すまん、まさかこんな事になるとはオレも思ってもみなかった」
「いえ、あなたは新しくお生まれになる子の心配もあるでしょうから」
「それでも方法はいくらでもあったさ」
実際式神を付かせるとか、そんな事しなくても巫女
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