第二十四話
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ても謝罪等も一切無い状態では仲良くやっていくのは無理というのが融和派だ。
最後、バカ派もとい強硬派。ただでさえ日本に魔法を持ち込みこちらの勢力を減らされ、日本最大の霊地である麻帆良を占拠されたことが気に喰わないと考えており、麻歩良に襲撃を加えている派閥だ。気持ちは分からないでも無いし、向こう側からも襲撃してくる事もあるので放置はしているが産まれてくる子供が莫大な魔力を持っているならそれを利用して封印されている鬼やら妖怪を使役して攻め込むのは眼に見えている。
「......できれば、裏には関わって欲しくないとは考えてはいますが、無理だとは思います。けれど知られるまでは一人の少女として暮らして欲しい」
「なら、木乃葉を連れてどっか海外に逃げろ正直言って無理だ」
「分かってはいます。だからこそある程度成長したらあなたに、『教授』に魔法の教えていただきたいと考えています」
「......それは関西呪術協会で受け入れられている魔法で良いのか」
「はい、できればで結構ですので」
「分かった。それからな詠春」
「おぎゃあああああ」
隣の部屋から大きな泣き声が聞こえる。
「産まれたぞ」
詠春が駆け出し部屋から出て行く。
それを見送り、庭に出る。
「まあ、これ位はタダでしてやっても良いだろう」
こちらに向かってくるバカ派の者達を結界に捕らえる。
「さて、お仕置きと行こうか」
自らも結界に飛び込みお仕置きを開始する。
3年後
オレとキティの子であるリーネと詠春達の子であるこのかが庭で遊んでいるのを眺めていると詠春がやって来た。
「どうした詠春。めずらしく儀礼用の服装なんてして」
「いえ、これからちょっと烏族の里に行く用事がありましてね。このかに挨拶だけして行こうかと」
「烏族の?なんでまた」
「いえ、それがその、ちょっと来て欲しいと」
詠春が急に吃りだした。オレに何かを知られたくないのだろう。いつもなら無視する所だが、なぜか付いて行かなければならない様な気がした。
「詠春、オレも付いて行くぞ」
「ええっ!いやその」
「礼服ならある。問題は無い。それになぜか行かないといけない様な気がしてな」
「......分かりました」
「すまんな」
「いえ、いいですよ。このか、ちょっとおいで」
「リーネもだ」
ボールで遊んでいた二人はすぐに駆け寄って来て胸に飛び込んで来た。
子供は元気が一番だな。
「どうしたん父様」
「これから私とレイトは出かけてくるから二人とも賢く待ってるんだよ」
「「
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