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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
それぞれの思惑
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ー♪! なのはママはここですよぉ〜っ?」
ヴィヴィオがバーニィから降りて駆け寄って来る。するとバーニィは光となって消えていく。シャルが召喚を解いたらしい。
「ヴィヴィオ〜、あんまり慌てて走らないでね〜」
駆けて来るヴィヴィオを待っていると、フィイトの注意もむなしく「あぅ」ヴィヴィオが転んだ。転んだヴィヴィオの元に駆け寄ろうとしたフェイトを、私は「待った、フェイト。大丈夫だ」と、なのはは「うん。綺麗に転んだし、地面だって柔らかいから大丈夫」と言って制止する。本音を言えば私もフェイトのように、涙ぐんでいるヴィヴィオを見てすぐに駆け寄りたい気持ちが生まれたが・・・。だがそれを抑え、ヴィヴィオが立ち上がるのを待つ。
「ヴィヴィオ、ケガしてないないから大丈夫だよね」
「ほら、ママ達とパパはここで待っているから。さぁ、おいでヴィヴィオ」
「ママ・・・パパ・・・」
うぐぅっ、ヴィヴィオに呼ばれて、さらに駆け寄りたい気持ちが・・・! う、まずい。ここまでヴィヴィオに愛着が湧くと、後々厄介なことになりそうだ。耐えろ、耐えるんだ、ルシリオン・セインテスト・フォン・シュゼルヴァロード。そんなことを考えながらしゃがみ込み、両手を広げてヴィヴィオを待つ。しかし結局、ヴィヴィオは、後ろから来たシャルと我慢できなかったフェイトによって抱き起こされた。
「もう、2人とも少し厳しいんじゃない? ねぇ、フェイト」
「うん、そうだよ。ヴィヴィオはまだ小さいんだから」
「ええ? それはちょっと甘いと思うよ。ね、ルシル君」
「あ〜、まぁ・・・なんだ。ヴィヴィオ、今度は頑張ってみような?」
誰だ、今、逃げた、って言ったのは?
†††Sideルシリオン⇒なのは†††
午前の訓練も終わって、みんなで食堂へと来た。食堂で昼食を摂りながら、みんながそれぞれ雑談を始めている。そんな中、隣のヴィヴィオがピーマンだけを残しているのに気付いた。
「こーら、ダメだよ、ヴィヴィオ。ピーマンを残しちゃ」
柔らかく叱るんだけど、「う〜、だってピーマンにがい。きらーい」って食べようとしない。お残しはなのはママが許しません。
「そんなことないよ。ピーマンってすっごく美味しいんだから」
「ヴィヴィオ、好き嫌いなくしっかり食べないと、大きくなれないぞ?」
「・・・・」
同じテーブルについているフェイトちゃんはそう言って自分の皿にあるピーマンを食べて、ルシル君もそう言ってくれる。でもシャルちゃんだけは無言。あれ? シャルちゃんなら何か言ってくれると思ったんだけど。
「あー、そうやなー。好き嫌い多いと、ママ達みたいに美人さんになれへんよ?」
「うぅ・・・・あ!」
はやてちゃんからもフォローが入ったこと
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