暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
それぞれの思惑
[17/18]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
らの指示に、私とシャルはガジェットの迎撃に。ヴィータとリインは新たな航空戦力対処へ、フォワードの子たちは中にいるフェイト達を助けるため、それぞれに行動を開始。私とシャルはヴィータ達と別れて、ガジェットの出現が多い場所へと来た。視界に入るのは、地上本部の障壁に張り付いて、AMFの効果で突破しようとしていたガジェット群だっだ。それにしてもガジェットの数が半端じゃなく、その上まだ増え続けている。

「うわっ、なんかすごいことになってる」

「無駄話はあとだ。さっさと片付けてしまおう」

周りに局員がいないことを確認して臨戦態勢に入る。

「うん。トロイメライ、いくよ」

≪Jawohl, Meister. Explosion≫

“トロイメライ”がカートリッジをロードする。シャルは“トロイメライ”を軽く振って、4機のガジェットV型へと突っ込んでいく。

「こっから先は通行止めで〜〜〜すっ!」

――光牙月閃刃(シャイン・モーントズィッヒェル)――

≪Schein Mondsichel≫

シャルの方は問題ないだろう。私も私のやれることをやるのみだ。そうだな・・・障壁に張り付いているガジェットの殲滅する。まずはそれからだ

「我が手に携えしは友が誇りし至高の幻想」

引き出す複製術式は、実妹・拳帝シエルの固有魔術。そして私が持ちえても制御しきれない属性を利用した一撃だ。術式発動に達しようとすると、周囲に“ギンッ”と鈍い音が一瞬だけ響く。シャルが効果範囲にいないことを確認して・・・発動する。

「・・・墜ちろ」

――圧戒(ルイン・トリガー)――

術式発動と同時に、障壁に張り付いていた約20機のガジェットが地面に叩き落された。そのまま地面にめり込んでいき、かけられた“重力”に耐えられず次々と爆散していく。

「ちょっとルシル。拳帝の固有魔術を使うの止めてほしいんだけど。大戦のトラウマが甦ってくるから」

離れてガジェット群を真っ二つにしていっているシャルがそう文句を言ってきた。

「シエルと君との間に何かあったっけか?」

「うそ、もしかして憶えてないの? 私の心慧騎士団の過半数は、拳帝の圧戒(それ)で壊滅したんだけど・・・」

そんなことあったような、なかったような・・・。

「・・・あ、もしかして“アルグレーンの戦い”・・・か?」

「そう。あの戦い。天光騎士団の初陣だったのに・・・あんな簡単に・・・。ああもう思い出したら泣けてきた・・・」

シャルは“トロイメライ”も地面に突き刺して、両手で顔を覆った。いやいやいや、そこまでガジェットが来ているんだが・・・。

「・・・なんてね。もう過ぎたことだし、戦争だから仕方ないことだったよね」

シャルは再び“トロ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ