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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
それぞれの思惑
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・ルシル、母さんが少し話したいみたいで、よかったらこの部屋に来てもらってもいいかな・・・?」

ヴィヴィオに袖を引っ張られて再起動。ルシルに通信を入れた用件を伝える。

『リンディさんが私に話? まぁそれくらいなら構わないけど・・・。判った、すぐに行くと伝えてくれ』

通信が切れた。そして相変わらず母さんの表情は笑みだ。

「母さん?」

『ふふ、フェイトったら。さっきのお風呂上りのルシリオン君を見て惚けてたわね〜。でも、そんなルシリオン君に、私も少しドキッとしちゃった♪ 何か色っぽかったわね〜?』

なんてことを言うのだろうか、うちの母は。確かに私はお風呂上り直後のルシルを久しぶりに見てドキッとした。けどそれは別にいいとして、母さんがそう言うとなんだか危険な気がする。

『ねぇ、フェイト。ルシリオン君とはどうなの? ようやく戻ってきたのだし、アプローチをしていかないとダメよ?』

「え? う、うん。でも・・・・」

母さんの言葉に軽く頷くけど、以前シャルから何とかしてあげるから待ってて、って言われたから、今のところは現状維持のつもりでいる。

「今のところはこのままでいるつもり。それに今はそれどころじゃないし、ルシルを困らせることもしたくないし・・・」

『そう。フェイトがそう言うならそれでいいのだけど・・・』

それから少し沈黙。来てくれたルシルを部屋に招き入れて、管理局の再入局について話をした。

「すいません、リンディさん。もう一度管理局に入るつもりはありません」

それがルシルの答えだった。何となくルシルはそう答えを出すと思ってたけど、やっぱりちょっと残念。

『またミッドを離れて、“やるべきこと”を続けるため・・・なのかしら?』

「そうですね。ですが以前みたいにミッドを離れての行動はしないつもりです。これからはミッドを拠点として続けるつもりですから。ですから長い時間を会えなくなるということは少なくなると思います」

ルシルの言葉に俯いていた顔を上げる。これからもミッドに居てくれるなら、逢う機会がきっと多くなるはずだ。そう思うとすごく嬉しい。

『あら〜そうなの? それは良かったわぁ♪』

「え? 何が良かったんですか?」

『いいのよ♪ これからもフェイトのことをよろしくお願いね、ルシリオン君♪』

「はあ・・・?」

ルシルは母さんが何について話しているのか解らないせいで力なく返事。母さんとの通信も終わって、それから「おやすみ」と挨拶を交わして就寝・・・のはずだった。

「それじゃあ、私は戻るよ。おやすみフェイト、ヴィヴィオ」

「うん。おやすみルシル」

「ルシルパパもいっしょにねよ?」

「「・・・・」」

流れる沈黙が痛い。ルシル
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