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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
それぞれの思惑
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嫉妬で暴れちゃうかも♪」

「その時のテスタロッサはさぞ強いだろうな」

この世界に生きているシグナムに触れることで安堵を得る。今はまだここに居る。ここに存在している。シグナムに「ありがとう、落ち着いた」ってお礼を言って離れる。とここで、ヴィヴィオがキュッと私の手を握ってきた。「どしたの? ヴィヴィオ」と抱き上げる。モニターに映るなのはとフェイトとルシルを指さして、「ママとパパのとこ行きたい」って見上げてきた。

「もうちょっと待とうね、ヴィヴィオ。ヴィヴィオのママとパパはお仕事中だから。お仕事が終わってから、お疲れ様、ってお迎えに行こうね♪」

「うんっ♪」

「くはぁ〜、可愛すぎるっ?」

ヴィヴィオを高い高いしながらクルクル回ると、ヴィヴィオは「きゃあー?」ってはしゃぎ声を上げる。私も誰かと恋をして、結婚して、子供を産んで、孫に囲まれて。そんな幸せな生活を送ってみたかったなぁ。叶わぬ願いであり望みだと判っていても、思い描いてしまうそんな夢。だからせめて、そんな夢を叶えることが出来るみんなを守りたい。それが、私の夢であればいい。
改めてみんなの訓練風景が映るモニターを見る。これからの未来の為に強くなろうとするフォワードのみんな。その手助けをするなのは達。私は魔法を教えるだけの器用さが無いから見守るだけしか出来ない。

「――スバルとギンガの模擬戦か。姉妹であり師弟という組み合わせだな」

シグナムの言葉に改めてモニターへと視線を映す。今日からギンガ、それにマリエルさんが機動六課に出向することになった。スバルへのサプライズもかねて黙っていたけど、見事に驚いてくれたみたいだった。

「どっちが勝つと思う?」

「普通に考えるならばギンガが勝つだろう。しかしスバルとてなのはとヴィータに鍛えられいるからな、良い線までいくはずだ。お前はどうだ?」

「おんなじ意見。最近のスバル、本当に頑張ってるし、もしかするとギンガに決定打の一発くらい打ち込めるかもね」

ということで、スバルとギンガの模擬戦を見守る。ギンガのコンビネーションに押され気味のスバルだけど、それでも決定打をもらわないように防御と回避を続ける。やっぱり強いな〜、ギンガ。さすがはスバルの師匠。でもスバルだって負けてない。
ギンガの一撃を強力な障壁で完全防御。それが成功したことで、戦況が変わろうとする。ギンガは決めの一撃が防がれるなんて思ってもみなかったのか、スバルが反撃に転じることを許してしまった。リボルバーキャノンの一撃を打ち、ギンガは咄嗟に防御するけど粉砕された。

「行けッ、スバル! ヴィヴィオも応援したげて」

「がんばれ、スバルさんっ」

反撃に出たスバルは攻撃の手を緩めない。拳打に蹴打の応酬が始まる。スバルは“マッハキャリバー”の
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