暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
預言者の著書 〜Prophetin Schriften〜
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は全くの不透明なものだ。だから、現状ではすでに解読を終えている部分にのみ力を注ごうと思ってる。それを防ぐことが出来れば、解読を終えていない部分も事前に防げることになるからな」
クロノの言葉に、なのはとフェイトは強く頷いて応えた。もちろん私もそれに続いて頷くけど、頭の中はすでに“アポリュオン”のことでいっぱいだ。管理局本局を潰して、ヤツらに何のメリットがあるのか。世界の管理組織であっても、所属しているのが神秘を失った人間である以上は障害にすらない。
真っ向から衝突しても本局くらい余裕で破壊できる。それが人外たる私たちの力だ。深く考えているところに、「シャル。ちょっといいか」ってクロノが声をかけてきたのに気付いて、「ほへ?」と思考を一時中断。
「騎士シャルロッテ。本来なら、たとえ地上本部が攻撃を受け崩壊したとしても、そのまま本局が崩壊するようなことはまずあり得ないでしょう。ですが・・・」
「うん。そこでな、シャルちゃん。ここで私らが行き着いたんが、ペッカートゥムなんや。一般的な魔導師では手も足も出せへん相手が今このミッドに来とる。それが何らかの手を使って、スカリエッティ達と協力して本局を・・・って」
「あぁなるほど。でも、ペッカートゥムの連中が何をしても本局を潰すなんて無理だよ。確かにヤツらなら本局に居る人員や艦船と言った戦力くらい苦も無く無力化できるはず。でも、そうならないように私とルシルがミッドに居て、連中を消すために六課に身を置いてる。・・・でも、地上本部が連中に襲撃されたら、たぶん最悪な結末になるかもしれない。クロノ、壊滅的な事が示唆されているわけだけど、地上本部はどういう対策を取るの?」
「君も元は地上本部に所属していたんだ。しかもゲイズ中将の事も知っているだろ。中将は予言を一切信用していない。だから通常通り、特別な対策は取らないとのことだ」
まったく、あのヒゲ親父はどうにかならないものかな〜。いっそのことルシルの複製能力とかで黙らせられないかな〜? 確か、相手に絶対の命令を強いる、絶対遵守の能力があったはずだ。その能力で、ヒゲ親父をルシルの操り人形にでもしてしまえば問題解決・・・って、ダメすぎよねさすがに。
「自分の信じることや正義を貫くのは勝手だけど、それで招いてしまう滅亡もあるって、どうして判らないかなぁ」
「やはり異なる意志を持つ組織が協力し合うのは、哀しい事ですが困難です・・・」
「協力を申請したとしても、それを強制介入・干渉と捉えられてしまってはすぐにでも争いの種となってしまうだろう」
なるほど掴めてきたよ、“機動六課”の設立の真相が。はやて達はその争いの種が現実になることをどうにかして防ぎたいんだ。予言が外れればそれで結構、表向きの理由もあるから問題にはならない。そして、もし予
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