暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
動き出す使者 〜後編〜
[11/14]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
の勢いに負けてただ「了解!」と応えて、すぐさま行動に移った。
 
†††Sideなのは⇒ヴィータ†††

『こちらロングアーチ! ヘリは無事です!』

『シャルさんがやってくれました!!』

ヘリが無事っていう連絡があたし達に届く。どうなることかと思った。また守れないんじゃねぇかって・・・。

「よくもやってくれたな・・・テメェら・・・!」

捕まえている紫のガキに“アイゼン”を突きつける。もう少しでヘリが落とされて・・・シャマルもヴァイスも死んでいたかもしれなかった。そう思うと怒りが込み上げてきて、どうにかなりそうだ。スバル達があたしを止めようとしてくるが、こればっかりは怒りが収まらねぇ。それに“また守れない”っつう言葉。あれは、8年前のことを指しているんじゃねぇか? だったらコイツらの仲間は、あの事について何か関わってるかもしれねぇってことだ。

「答えろっ、テメェやその仲間は8年前のこと知ってんのかっ!?」

感情が抑えられねぇ。バインドで縛られてるアギトっつう奴が何か言ってるが耳に入らない。一切感情を見せないガキに掴みかかろうとした時、「・・・っ! エリオ君、足下!」後ろでギンガが叫んだ。それであたしもガキから視線をエリオに向ける。地面から変な格好をした女が現れて、「はい、いただきっ♪」エリオの持つケースを奪い取って、また地面へと・・・潜っちまった。

「チックショー、何なんだよっ!?」

「副隊長、危ない!!」

ティアナの叫びに反応して振り返ろうとしたけど、その前に強烈な衝撃を受けた。突然のことで一瞬だけ頭ん中が白くなっちまったが、すぐに体勢を立て直して前を見る。

「・・・ごめん、ルーテシア。・・・遅れた・・・」

そこに居たのはレヴィヤタンっつう人間のようで人間じゃない化け物。“ペッカートゥム”の1体で、セインテストかフライハイトにしか斃せない人外。

「・・・帰ろう・・・」

レヴィヤタンがそう呟いて、鯨のぬいぐるみを掲げると、辺りが紫の閃光に包まれた。光が収まったとき、もうそこにはあたしら以外、誰も居なかった。

「・・・反応・・・ロストです」

「くそっ、やられたっ!」

†††Sideヴィータ⇒シャルロッテ†††

ヘリの護衛の最中、モニターに映るのは犯人と思しき2人の女。1人は眼鏡を掛けた女で、なんとなくお近づきになりたくないような奴だ。もう1人は“殲滅姫カノン”の持っていた神器と似た、無反動砲のような砲塔を手にした女。いきなりのフェイトのプラズマランサーから回避して、必死に逃げ回っている。

「さっさと諦めればいいのに」

『フライハイトちゃん。助かったわ、ありがとう』

『マジで助かりましたシャルさん。出来れば、このまま護衛を任せちまってもい
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ