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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ティアナの想い・なのはの願い
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、『なのは』念話でなのはの名を呼ぶ。

『っ・・・何かなルシル君?』

『一度フォワード達と話し合うことを提案する。君の考え、教導の意味、それらを一度真正面から話し合った方が良いかもしれない。この子たちを、かつての私となのはのようにさせないためにも、な』

このまま放っておいたら、ティアナはまた無茶をするだろう。そんな事を続けてしまうようなことになったら、いつか本当に実戦で撃墜されてしまうことになりそうだ。

『そう・・・だね。うん、そうする。ごめんね、ありがとう』

そうして隊舎へと戻った私たちはシャマルの居る医務室へと向かっていた。というか視線が痛い。女性隊員からは妙な視線、男性隊員からは僅かな負の視線が。それらを無視して医務室へと急ぐ。

「あの・・・ルシルさん、ちょっと・・・訊いてもいいですか?」

「私に答えられることなら」

「あたし達は・・・間違っていたんですか? 確かにあたしとティアは危ない事をしたと思います。でも、自分なりに強くなろうとか・・・どんな状況でも何とかしようって。そのための努力をしようとすることは、ダメなことなんでしょうか?」

スバル達からしてみれば、その努力をなのはに否定されたと思っているのだろう。だが、違う。なのはだってそれを認めてくれるはずだ。

「その思いは確かに間違ってはいない。間違ってはいないけど、でも・・・いや、そこはなのはに語ってもらおう」

これはなのはの問題でもあるから、私が解決させてはいけない。私が途中で言葉を切ってしまったためにスバルが若干沈む。そこからは互いに無言のまま。ようやく医務室へと着き、俺はティアナとスバルをシャマルに預けて医務室をあとにした。
そして時間は夜。なのはに呼ばれたフォワードや私たちはロビーへと集められた。私がなのはに提案した話し合いをするためだろう。

「まずは、夜遅くに集まってもらったことに謝るよ。ごめんね。でもね、今日中にみんなにどうしても話しておきたいことがあって、こうして集まってもらったの」

なのはは一度フォワード、特にティアナとスバルを見て、まずは夜更けに集まってもらったことへの謝罪と、集まってもらった目的を告げた。そしてなのはの隣に座るシャーリーがキーボードを叩くのをやめ、なのはに視線で合図した。なのはもそれに視線で応え、シャーリーが再度キーボードを叩き、私たちの前にモニターを出した。語り部はシャーリーが担当するようだ。

「昔ね、1人の女の子がいたの。その子は本当に普通の女の子だった。魔法なんて存在しない世界で、当然魔法も知りもしなかったし、戦うことなんてしない、優しい女の子」

モニターに映し出されたのは10年前のなのは。そして日常の、何てことはない風景だった。それを黙って見ている一同だが、なのはだけ
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