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魔法少女リリカルなのはStrikerS-King Seong clone of another-
襲撃
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気に曇る。
「ティアナ、ここに来る前交戦したか?」
「はい、戦闘機人二名と交戦しました」
「どんな奴だった?」
聖は眉間に皺を寄せ、ティアナに問う。ティアナは一度頷くと、
「えっと、一人はスバルくらいの短髪で赤髪。もう一人は赤紫色の髪に、ボードのようなものを持っていました」
……短髪赤髪にボードを持った奴? あのヤローが新しく作ったヤツらか!
「わかった、サンキューな。なのは、お前はスバルたちとギンガの援護に向かってくれ。フェイトはエリオたちと一緒に六課に向かえ。最悪の場合も想定してな」
「聖くんは?」
「俺は制御室に行ってくる。もしかしたら他の戦闘機人がいるかもしれねぇからな。シスターシャッハははやてたちのデバイスをお願いします」
「わかりました」
聖の指示に皆が頷いた。
「じゃあ各自散開!!」
聖の声と共に皆一斉に駆け出した。なのはとスバル達はギンガの援護に、フェイトとエリオたちは六課に向けて駆け出した。
聖もまた、皆とは別方向にかけてゆく。走っている最中、聖はバリアジャケットを展開すると、空中を飛ぶ。
〈聖様〉
「わかってる! ああクソ!! スバルたちのことをもっと早く知ってればギンガを一人にさせることにはならなかったてぇのに!!」
〈仕方ありません。流石に個人情報まではわかりません〉
「けどよ――!!」
〈止まってください聖様!!〉
聖の言葉を遮るように安綱が声を発した。それは安綱にしては珍しく大きな声だった。
〈前方に反応があります。しかもこの反応は〉
「ナンバーズか……」
〈はい〉
聖の問いに安綱は答える。聖もまた空中から降り、地に足を着けると、安綱を構える。彼の全身からあふれ出る殺気もかなりのもので、ピリピリとした空気がその場に張り詰める。
すると、彼等の斜め前の柱の影から一人の女性が現れた。その女性は管理局の服に身を包んではいるが、その手には鍵爪のようなものが装着されていた。
……まさかっ!?
聖の顔が一瞬にして強張った。すると女性はその反応が嬉しいとでも言わんばかりに、甘く、そして妖艶に微笑んだ。
そして、彼女が自らの顔を撫でるような素振りを見せた瞬間、彼女の顔が別人に代わった。しかし、彼女の妖しい笑みだけは変わっていない。
彼女は聖に右の掌を見せながら甘く、纏わりつく様でありながら、まるで愛するわが子を愛でる母親のような声音で彼を呼んだ。
「……久しぶりね。私の可愛い可愛いエシェク……」
「……ドゥーエ……!」
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