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魔法少女リリカルなのはStrikerS-King Seong clone of another-
襲撃
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ように見えるものの、聖は確かに何かを感じ取った。
……なんだ、今のピリッとした感じ。
「どうしたの?」
フェイトの問いに聖は答えることはなく、通信でティアナを呼び出す。しかし、つながったかと思った瞬間、通信にノイズが走った。
「通信妨害!? まさかっ!!?」
聖が言ったのもつかの間、次に地上本部を襲ったのは衝撃だった。
「なに、この揺れ!?」
「一つは中からだ、もう一つは外か!!」
二人がいるところはさほど揺れてはいなかったが、確かに揺れは確認された。同時に全てのモニタにノイズが走り一気に現状が把握できなくなる。
「通信はダメだ。フェイト、一旦なのはと合流する!」
「うん!」
二人はなのはのいるほうに向けて駆け出した。
少し走ると、エレベーターが動かなくなっていたり、隔壁がしまっていることに四苦八苦している局員の姿が見えた。
「制御室がクラッキングされてるみたいだね。電力も落とされてる」
「……クアットロか……」
「え? 何?」
「なんでもねぇ、急ぐぞ!」
聖からもらされた呟きを、フェイトはうまく聞き取れなかったのか聞き返してみるが、聖は首を横に振って否定した。
数分後、二人はなのはと合流した。
「あちこちで隔壁がしまってるから、多分本会場の方ははやてちゃんたちが閉じ込められてると思う。通信も使えないからスバル達にも連絡は取れない……でも」
「うん、緊急時に集まるところは支持してある。行くのは地下ロータリーホールだね」
「でも問題はそこまでどうやって行くかだな……」
聖は考え込むが、すぐには思いつかないようだ。するとなのはが思い至ったようにエレベーターに向かう。
「ちょっと危ないけど……。多分いけるよ。平気? 二人とも」
「うん!」
「上等!!」
三人はエレベーターに向かう。
案の定エレベーターも電力がダウンしているためか、動いていない。扉も硬く閉ざされたままだ。なのはとフェイトはそれを開けようと扉に近づくが、聖がそれを止めた。
「こういうのは男の仕事だ」
そういうと、聖は扉の前に立ち扉と扉の僅かな隙間に指をいれ、腕に力をこめる。
「ふんっ!!」
気合の一声と共に、エレベーターの扉が開いた。フロアから歓声が上がるものの、三人はそれを気にしない。
なのはとフェイトはエレベーターの中を覗き込むと。
「うん、これなら大丈夫」
「行くよ聖くん!!」
「は? ってうおおおい!!?」
なのはの声と共に、二人はエレベーターを吊っているケーブルにつかまり、一気にそこから下にすべり下りた。二人の掌は魔力でコーティングされており、傷がつ
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