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魔法少女リリカルなのはStrikerS-King Seong clone of another-
襲撃
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公開意見陳述会の一週間ほど前。聖を含めた六課のフォワードメンバーはブリーフィングルームに集まり、はやてから作戦の指示を受けていた。
「今回は会場の警備任務が主になってくる。なのは隊長、フェイト隊長、そして聖隊長の三人は会場内の警備。スバル達は会場の外の警備をよろしく頼むな」
立体型のモニターに映し出される会場の見取り図を用いてはやては指示を出していく。
「あと、会場内にデバイスは持ち込めへんことになっとるから、聖くんたちはデバイスをスバル達に預けといてな?」
はやてが聖たちに目を向けると、三人は静かに頷いた。はやてもそれを確認すると、説明を続ける。
「スターズは全員前日の夜から警備任務に当たってもらう。聖隊長もな。エリオやキャロもこれに随伴していくことになってるから頼んだで。その後私とシグナム副隊長、あとフェイト隊長が行くことになっとるからな」
立体モニターが切り替わり、今度は前日から警護する班と当日に入る班が分けられた図が映し出される。
「大体の説明はこんな感じや。なにか質問のある子はおるか?」
はやてが皆に聞くが、皆特に何もなさそうだ。しかし、その中で一人、聖が口を開いた。
「質問というよりは素朴な疑問なんだが……。警備すんのに中にデバイスが持ち込めねぇってのは随分と用心がなさ過ぎやしねぇか?」
「うん、それは私も聖隊長と同意見や。せやけど……」
はやては眉間に皺をよせ言葉に詰まる。
するとそんなはやての意見を代弁するようにシグナムが言う。
「確かに、白雲の言うことももっともだ。しかし、これは上が決定してしまっていることなのだ。もし破ってしまえば、六課自体がなくなってしまう恐れもある」
「なるほどね……やっぱどの世界でもお上の言うことは絶対ってわけか……」
シグナムの言葉に頷きつつも、聖は誰にも聞こえないような声で呟いた。
「まぁシグナムの言う通りや。こればっかりはどうにも覆らへん。そこは納得してくれな聖隊長」
「ああ。別にはやてを責めてるわけじゃねぇよ。ただ疑問に思っただけだから気にすんな」
少し暗い顔をするはやてに対し、聖は微笑を浮かべながら答えた。
「ほんならこれでブリーフィングは終了や。各自、当日まで体調を整えておくように」
はやての号令に皆が一斉に背筋を伸ばし、敬礼をする。
そして意見陳述会前日の夜。
六課のヘリポートには聖たちの姿があった。しかし、どうにも皆困惑した表情を浮かべている。その原因は聖の足元にいた。
ヴィヴィオである。
彼女は聖の足にがっしりとしがみつき、目には涙も溜まっている。
「えっと、なぁヴィヴィオ。すぐに帰ってく
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