第十七話
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い」
「......その言葉を待っていた」
『教授』
オレの二つ名は多く存在する。その中でオレが誇りを持って語れる唯一の二つ名。
それが『教授』だ。
『教授』として協力を要請されたら、キティはともかくオレは協力する。
もちろん『教授』として対価も貰うが。
早い話が授業だ。
赤き翼のメンバーは確かに強い。だがオレやキティには届かない。素質はあるのだが鍛えた時間が圧倒的に違う。鍛え方も分かっていないのだろう。ならばそれを教授する。それが『教授』としての誇りだ。
オレの動かす為の正解だが、『教授』として協力を要請する他にもう一つだけある。
『家族』のために力を貸して欲しいと言われたとき。
こちらは対価が無くても助ける。家族を失う辛さをよく知っているから。
そしてアリカ王女は二つの正解を当ててしまった。
二つ目はともかく一つ目はあらかじめ用意しておかなければ正解に辿り着く事は無い。
なんせオレは『形なきもの』を嫌っているから。
態度に表したりはしないが『形なきもの』として接触してくる人物には一切気を許すつもりは無い。
噂のレベルだがオレの事は400年近くたっても存在するようでその中に
「レイト・テンリュウ個人としてあうか、教授と生徒として会えば大概は協力してくれる」
と言うのがあるらしい。
閑話休題
「アリカ王女、対価は要りません。妹を救う為の力を貴女方に授けましょう」
「直接は協力してはくれんのだな」
「それが『教授』ですから」
「かまわん、妾がそう望んだのだから」
ガトウの影を解放し、赤き翼を集合させる。
「貴様らに最強になる為の道を提示してやる。どうするかは自分で決めろ」
side out
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