暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
悪意、増大〜
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ードスキルを叩き込んでいく。僅かにダメージが蓄積されていく。

「はぁ!」

サチが闇の弾を須郷の足に撃ち、バランスを崩す。

「そこだぁ!ダークネスバインド!」

闇の力を解放して須郷を呑み込む。


「・・・ダメだ、再生する!」

「この虫けらどもがぁぁぁ!!」

須郷が爪を振り回す。


「あぐっ!?」

「アスナっ!?」

アスナが切り裂かれ、キリトが受け止める。

「アス・・・がっ!?」

意識が逸れた瞬間に吹っ飛ばされた。

「この・・・!」

サチが槍に闇を籠めるが・・・一人の力じゃ通らない!

「あう・・・!?」

案の定吹き飛ばされる。

「変わって・・・私と変わってよ・・・!」

サチの片目が金色に染まる。

「ダメだよ・・・悲しい気持ちで戦ったら・・・ずっと悲しいままだよ・・・!」

「でも・・・!」

「・・・だから、一緒にやろう?あなた達の苦しみを私も背負うから、全力で・・・行こう」

「まってサチさん!まさか・・・それはダメだ!」

サチがやろうとしていることは・・・!

「大丈夫。私はみんなの苦しみを受け入れるだけだから・・・みんな、私と戦って!」


「・・・なに、これ?アイツが憎いとか・・・殺したいとか思わない・・・ただ、ただサチと戦って・・・勝ちたい、サチを守りたい・・・!この気持ちは・・・」

サチの身体を・・・闇ではなく、光が包んだ。

「なっ・・・!?」

『な、何なんスかこの力・・・闇が、闇じゃなくなって・・・!』

「・・・はぁぁぁ・・・」

サチの姿が変わる。純白のドレスに白銀の鎧。青味が増した髪にライトブルーの瞳、手に持つは細身の蒼の槍。その姿は・・・

「・・・女神・・・」


思わずそう呟いていた。そしてサチは両手を広げ・・・背中から純白の翼を出現させた。


「・・・早貴ちゃん、行くよ!」

「あ、ああ!Aモードだ!」


姿を更に変え、俺とサチは突撃する。

「やぁ!」

「タリャ!」

槍と鎌が須郷を切り裂く。



「ライトフェザー!」

「ダークフェザー!」


二つの羽が須郷に降り注ぐ。


「サチ、大技で決めよう!」

「うん!」

サチが空高く飛び、槍を両手で持つ。


「この・・・!」

須郷がサチに狙いを定めるが・・・直後に目に弾丸が直撃した。

「っぎゃああああ!?」

「・・・腕のお返しよ」

闇風がニヤリと笑う。更にそこに・・・

「ジ・イクリプス!」

キリトが懐に飛び込み、二刀流による連撃を放った。

「サキ!」

「ああ!全力のデスサイズ・・・
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