暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
悪意、増大〜
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。・・・とにかく。

「シィ!千の雷は洒落にならないだろー!?」


「ごめん!でも一掃できたでしょ?」

「そうだけどさ・・・・・・いや」

俺は辺りを見渡す。

「どうやら連中は2ラウンドをご所望のようだよ」

「うわぁ・・・本当だ・・・」

シィが嫌そうに表情を変える。

「重傷者はいる?今の内に回復を済ませよう」


「平気だよ」



再び敵が俺達を囲もうとした時・・・背後から様々な力が降り注ぎ、敵を殆ど壊滅させた。

「無事か!?」

「咲!」

咲達も到着した。メンバーの中には・・・剛鬼と愛依の姿が会った。

「亮、悪い。お前の弟が・・・」

「・・・そう、か。こっちも・・・ティアとガイがやられた。ごめん・・・」

「・・・ま、覚悟はしてたさ。ますます負けられないってだけでさ」



「ああ・・・」

『さてと、じゃあ面白いショーを始めよう』

シンの声・・・目の前に黒い霧が集まり・・・二つの人影。

「今一度、ラムダの力をこの手に・・・!」

「僕はこの世界の神なんだよ・・・!!」


「エメロード!?」

「須郷!?」

グレイセスの世界で戦ったエメロード、ソードアート・オンラインの世界で咲達が戦ったオベイロン、須郷・・・


「ちょっとまて、須郷はわかるがなんでエメロードが・・・」

『これは記憶から造り出した訳じゃないからね。君達に倒された彼女達を僕の闇で復元させてあげたのさ』


「じゃあ、コイツは・・・!?」


『正真正銘、君達と戦った存在だよ』

「力がみなぎる・・・はぁ!」


エメロードが放った雷を俺達は回避する。

「っ・・・!威力が上がってる・・・!?」

『さて、あまりにも数がいても邪魔だから・・・フィールドを別けようか』

瞬間、俺達の周りが黒い壁に覆われる。

「な・・・!」

「壁が・・・」

今、壁の内側にいるのはグレイセスメンバーの三人と春鈴とシィと剛鬼・・・そしてエメロード。

「シェリア、ソフィ、回復役を頼むよ」

「ええ」

「うん、わかった」

「俺達は接近して肉弾戦。術には注意だ」


「御意です!」

「なんか、剛鬼と一緒に戦うのも久し振りだね」

「張遼の救出が初だったか・・・シィ、今回はどう競う?」

「ラストアタックにしよっか。負けないよ」

「ああ。・・・望むところだ」


「来る・・・!」


再び放たれた雷を四方に飛んで回避する。

「せやぁぁ!」

一番始めに飛び込んだのは春鈴だ。そのまま気を練り・・・

「紅蓮鎌鼬!」

炎の気がエメロードに迫るが・・・
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