第十二話
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ちの住んでいる街です。
えっ?テンションがおかしい?
そりゃあ人生初ですよ。ここまで人を殺したいと思ったなんて。
現在、精霊とオレが知る限りの隠密用の魔法、魔具をフル装備で持って来ています。
ぶっちゃけこの日の為にダイオラマ魔法球で二十年程かけて来ましたからね。
既にあいつが使う魔法の対策も万全です。
それどころか絶望を味合わせてやるよ。
現在、オレはブリミルとその使い魔たちが暮らしている家に忍び込んでいる。
ここでも元の世界で習得した忍びのスキルで完全に気付かれていない。
ここ数日の調べによるとブリミルは嫁さんを貰い三人の子供がいるそうだが関係ないな。
オレの性で不幸になるのは戴けないがよくよく観察するとこの嫁さん記憶や感情を弄られている。
......我慢だ、我慢しろオレ。
オレは直接手にかけない。ちょっとしたきっかけを作るだけだ。
とっととサーシャを探さねば。
寝室から声がするな。気配からするとブリミルと......サーシャ......
............我慢しろ、我慢だ。
たとえ今目の前にいる嫁さんが今寝室で起こっていることを意図的に認識から外されていてもオレには関係ない。
たとえ昼間からだったとしてもそれは人それぞれだし、オレも人のことを言えないからな。
子供たちが嫁さんに駆け寄っていく。
そのうち一人から変な魔力を感じる。
その子を『理解』する。
........................もう、殺しても良いよね。
この子、ハーフエルフだよ。母親?そんなのサーシャしかいないじゃん。
もう嫌だ、ストレスで胃が大変なことになって来た。
オレまだここに来て数分しか経ってないんだぞ。
これは新しい呪いの一種なのか?
はぁ、もういいや。切っ掛け作って早く帰ろう。
ガンダールヴの能力を残したまま洗脳部分に穴をあけまくる。
これを数日間ちょっとずつ密かに行う。
ついでに嫁さんの方にも少し細工を施す。
別に悪いことはしてませんよ。
ちょっと勘が鋭くなった位です。
さあ、結果が楽しみだな。
一年後
結果だけ言おう。
ブリミルは殺された。
サーシャによって。
原因?
察してやってください。
ものすごいドロドロの愛憎劇でした。
あいつ節操なかったみたいで、もう妾がどんどん出て来て。
サーシャの本心も好意を抱きかけてたんだろうけど、ぶちぎれちゃいました。
自分はこんな男の為に戦って抱かれていたのかと悔し涙を浮かべながら。
なんかもの凄く謝りたくなって来ました。サーシャさんに。
エヴァの所に帰ろう。ここでは何も手に入れることは出来ないだろう。
この世界の『扉』の魔法と影のゲートを組み合わせた『世界への扉』を使用しこの世界からは
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