『十五話』〜月村家の秘密 拓斗の秘密〜
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翌日、家を出て翠屋に向かう。月村の家への行き方を知らないので、まずは高町と合流して行く事にした。
翠屋に着くと、なぜか恭也さんも翠屋の前に立っていた。
「おはよう高m「なのは!」……なのは」
「おはよう拓斗君」
「おはようございます恭也さん」
「ああ、おはよう」
「恭也さんもお茶会ですか?」
「ん? ・・・ああ、俺は別の用事でな」
「別の用事?」
「お兄ちゃんは恋人さんに会いに行くの♪」
「恋人?すずかの家にいるのか?」
あっ……話が聞こえていたのか恭也の顔が赤い。
「ほら!もう行くぞ!!」
「わかりました」
「私たちについて来てね」
そう言って歩いて行く高m「なのは!」……なのはについて行く。
というか地の文に突っ込むなよ高m「なのはだってば!!」………なのは。
「拓斗君、着いたよ?」
なのはについて歩くこと数十分、目の前には豪邸が存在した。
「………大きいな」
[でかいな………俺たちの別荘といい勝負だな]
そう思っているとなのはがチャイムを鳴らし中からメイドが出てきた。何とも落ち着きのある人だ。
「恭也様、なのは様、それと・・・月詠拓斗様。いらっしゃいませ」
「あぁ。お招きに預かったよ」
「こんにちは〜」
「なのは? この人は?」
「あ、そうか。拓斗君初めて会うんだっけ?」
「失礼いたしました。私の名前はノエル。この月村家でメイド長を務めさせてもらっています。月詠様のことはすずかお嬢様からきいています」
「そうですか。あと、俺の事は拓斗でいいですよ」
「承知いたしました拓斗様。それでは皆様、こちらへどうぞ」
ノエルさんの案内の下、豪邸の中を移動する。外も大きかったが中もそうとう広かった。
ノエルに案内された場所にいたのは月村と、バニングス。それと見知らぬ月村に似た女性が一人いた。
「あ。なのはちゃん、拓斗君、恭也さんいらっしゃい」
「すずかちゃん」
「いらっしゃい。なのはちゃん、恭也さん。それと、月詠拓斗様」
「拓斗で結構ですよ。」
「では拓斗様」
「来たのね。拓斗」
「せっかく誘われたんだし、前から行くって言ってたからな」
「まぁ当然よね。私達が誘ったんだから」
「ふふ、アリサちゃんったら」
言葉とは裏腹になぜか嬉しそうなバニングス。月村も若干声が弾んでいる。
俺は空いている席に座りながら奥で紅茶を飲む女性とその隣にいる女性へと目を向ける。
「(ソウル、どうだ?)」
この二人を見ながらソウ
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