劣勢〜
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ナ!」
「・・・はい!」
既にギアを上げていたクラナが愛依と明命の間に着地する。明命はそれを見て素早く明命は後退りをする。
「愛依!」
「あ・・・さ、咲・・・咲ぃ・・・」
「下がってろ!」
明命の姿が消える。
「見えるか!?」
「・・・キツい、ですね・・・」
「お手上げよ」
「これは狙い撃てねえわ」
「俺も全然駄目だ・・・」
「だよな・・・クラナと俺でなんとか・・・ぐあ!?」
背中が焼けるように熱い・・・斬られた!
「くっ・・・がぁ!?」
闇を溜めようとするが明命の鋭い攻撃で集中できない・・・!
「アル!五つ!」
『Acceleration』
明命の攻撃が止み、打撃音と金属音が響き始める。
「くそ・・・Aモード、発動!!」
なんとか闇を解放、クラナと共に明命と戦うが・・・相変わらず速いな!!
「リパル、鎌ぁ!」
『はいッス!』
最早景色が分からない位に俺達は高速で戦う。明命の表情は変わらず、まだ余裕があるんじゃないかと思うが・・・
「クラナ、まだスピード上げられるか!?」
「可能ですが・・・でも・・・」
「・・・訳ありか、俺もまだ加速できるけど、頭が追い付かなくなりそうだ」
身体は闇で補強済みだし、どっか壊れても再生する。・・・なんだかんだでチート能力だ。
「閉じろ!」
閉じたのはクラナと明命の距離。クラナは拳を振りかぶり・・・
「バルカン!!」
ラッシュに持ち込む。だが明命はそれを捌き、その場から跳んだ。俺達は一度距離を開けて息をつく。
「ふぅー・・・操られてても明命は明命か・・・」
正直、恋が相手じゃなくてよかったぜ・・・つっても、殺しちゃいけない相手には違いないが。
「しょうがない・・・逃げる算段でも考えるか・・・」
『可能でしょうか?』
「・・・生半可じゃ・・・追い付かれます」
「だよなぁ・・・」
後ろをチラリと見ると愛依を庇うルーク・・・そして、闇風と知也は銃を構えていた。・・・なるほど、なら・・・
『咲さんっ!』
「おおっとぉ!」
ガキン!
突っ込んできた明命の一撃を弾く。大丈夫、明命は重さより鋭さ重視・・・おれに致命傷を与える方法は少ない。少なくとも明命が俺を殺すには、首を飛ばすか再生が追い付かないほど細切れにするしかない・・・が、どっちも余程の事が無ければ平気な筈・・・
「らぁっ!」
ビュオン!
もうひとつの問題は俺の攻撃がまったく当たらない事か・・・ったく、これだからスピードタイプは・・・
『咲さんはパワータイプ寄りのスピードタイプ
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