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こんな私(俺)の物語
第十二話 月光校庭のエクスカリバー
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クスを倒せなかったんだな!そりゃそうだよな。木場か姫島先輩がリアス先輩を助けたんだよな・・・」

「いいえ。フェニックスを倒したのは、彼女よ」

そう言って俺を指差すソーナ。まあ、確かに潰したのは俺だけど。あんな焼き鳥より絶対もこたんの方が死になれてるから強い。

「紫さんが!?本当ですか会長!あれ?でも『兵士』なんですよね?駒は一個なんだよな・・・・・・兵藤、お前、一個の紫さんにも負けるんだな!」

「・・・・・お前はあれを見ていないから言えるんだ」

あの・・・なんでこっち見て身を縮めるの?一誠。そんなに俺恐い?

「サジ、紫さんは変異の駒で転生したのよ。他の下僕悪魔より強いのは当たり前よ。それに、兵藤君との戦いで精神が疲弊していたのでしょう。だから倒せたのですよ」

ああ、そういえば、フェニックスの涙でスタミナは回復したけど、精神までは回復しなかったか。だから手応えが予想以上になかったのかな?
ソーナがすぐに謝罪した。

「ごめんなさい、兵藤一誠君、アーシア・アルジェントさん、八雲紫さん。うちの眷属はあなたよりも実績がないので、失礼な部分が多いのです。よろしければ同じ新人の悪魔同士、仲良くしてあげてください。サジ」

仲良くするのはいいが、幽々子と籃に手を出したら潰す。
殺気を納めようか、紫さん。

「え、は、はい!・・・・・・よろしく」

「はい、よろしくお願いします」

「よろしくね」

「アーシアさんと紫さんなら大歓迎だよ!(あれ、なんで震えてるんだ?)」

ねえ、なんで俺の手を握っている手が震えてるの?

「HAHAHA!匙君!俺のこともよろしくね!つーか、アーシアに手を出したらマジ殺すからね、匙君!」
ギュウウ

「うんうん!よろしくね、兵藤君!金髪美少女を独り占めなんて、本当にエロエロな鬼畜君なんだね!やー、天罰でも起きないものかな!下校途中、落雷でも当たって死んでしまえ!」
ギュウウ

お互いに手を思いっきり握り締める。血管見えるぞ、おい。

「大変ね」
「そちらも」

お互いに苦労しているってか?俺も苦労してるよ。一誠。匙はアーシアには手を出さんさ。

「ちっ。俺んところの生徒会メンバーはお前のところよりも強いんだからな」

あえて突っ込まん。実際、悪魔だと弱いしな、俺。

「私はこの学園を愛しています。生徒会の仕事もやりがいのあるものだと思っています。ですから、学園の平和を乱す者は人間であろうと悪魔であろうと許しません。それはあなたでもこの場にいる者達でも、リアスでも同様のことです」

は?お前程度じゃ俺はおろか、籃ですらあっさり制圧されるぞ。まあ、そんなことする気はないがな。一応、幽々子と籃と俺の平穏をある程度守ってくれている訳だし
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