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こんな私(俺)の物語
第十二話 月光校庭のエクスカリバー
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パン!

「どう?少しは目が覚めたかしら」

しばらく、木場は上の空だった。大会は優勝で終わった。そして、外は雨が降っている。
その大会の中で、終始上の空だった木場にリアスがビンタをした。

「もういいですか?球技大会も終わりました。球技の練習もしなくていいでしょうし、夜の時間まで休ませてもらってもいいですよね?少し疲れましたので普段の部活は休ませてください。昼間は申し訳ございませんでした。どうにも調子が悪かった見たいです」

「木場、お前マジで最近変だぞ?」

「君には関係無いよ」

「俺だって心配しちまうよ」

「心配?誰が誰をだい?基本、悪魔は利己的な生き方だと思うけど?まあ、主が従わなかった僕が今回悪かったと思っているよ」

酷く無感情に返す。まるで、この話すら邪魔だといわんばかりに。

「チーム一丸で纏まっていこうとしていた矢先でこんな調子じゃ困る。この間の一戦でどんだけ痛い目に遭ったか、俺ら感じ取ったことだろう?お互い足りない部分を補うようにしなきゃこれからダメなんじゃねぇかな?仲間なんだからさ」

「仲間か」

「そう、仲間だ」

「君は熱いね。・・・イッセー君、僕はね、ここのところ、基本的なことを思い出していたんだよ」

「基本的なこと?」

「ああ、そうさ。僕がなんのために戦っているか、を」

「部長のためじゃないのか?」

「違うよ。僕は復讐のために生きている。聖剣エクスカリバー。それを破壊するのが僕の戦う意味だ」

ぶっちゃけ、鞘の方が使えるんじゃね?


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雨の中を帰るのが面倒だと言う幽々子の要望により、スキマで家まで帰ってくる。

全く。幽々子のやつめ。上目遣いはやめろ。思わず鼻血吹きそうになっちゃったじゃないか。あどけなさが凄い。

そして俺は、休む間も無く料理をする。さて、エクスカリバーの事件がスタート。俺の現在の力を確かめる機会でもある。コカビエルすら倒せなかったら、俺はまだまだ弱い。

っと、こんなシリアスは柄じゃないんだけどな。さて、

「幽々子、つまみ食いはやめなさい、籃、いつの間に油揚げ買って来たのかしら?」

「「(ギクゥ!)」」

まあ、こんな日常






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