第十二話 月光校庭のエクスカリバー
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部員全員悪魔だし、負けないだろ。
とりあえず、俺達は体育館裏のスペースまでいくのだった。
「紫さん・・・力持ちですね」
しまった。片手で持ち上げちゃった。
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一誠を物陰におろして、俺は周囲を見張る。
神器を一般人に見られちゃいけないからな。
「イッセーさん、治療を行います。怪我した部分を見せてください」
天然怖い。しかも善意だからなおさら。
「い、いや、無理だ・・・」
「何を言っているんです!患部を見せてもらえないとちゃんとした治療もできません!」
アーシア、それ以上進むな。ゴールデンボールはアーシアには早い。
「アーシア、腰の辺りに『聖母の微笑』をかければ治ると思うから、それ以上一誠を苦しめちゃダメよ?」
「でも!私はイッセーさんのために!」
悲しそうな顔しないでよ。俺は一誠にアイコンタクトを送る。こういう時こそお前が説得しろ。
「アーシア、泣かないでくれ・・・。紫さんの言うとうり、腰の辺りに『聖母の微笑』をかけてくれればいいから・・・・・・」
「わかりました・・・。イッセーさんが言うなら、私は従います」
そう言って、アーシアは神器を使用する。暖かい光がアーシアの手から発せらる。多分、回復しているんだろう。
「・・・・・・これは・・・なんとも言えない場面ですね・・・」
「ふえっ!?」
「・・・籃、いきなり現れないで」
籃が来た。その後ろには幽々子もいる。
そして、突然アーシアが慌て始めた。ああ、そういえば、アーシアは幽々子と籃がオカルト研究部の裏を知っているとは知らなかったんだったっけ?
因みに、一誠はアーシアの膝枕を満喫している。
「あ、ああ、えっと、どうすれば・・・」
「どうしたのよ、アーシア」
「だって、普通の人に神器使ってるところ見られてしまって・・・・・・」
「幽々子と籃は知っているから大丈夫よ。幽々子だって神器持っているし、籃は妖怪よ?」
「「そ、そうなんですか!?」」
「ああ、改めて自己紹介しよう。八雲籃、妖怪だ」
「私は西行寺幽々子よ〜。よろしくね〜」
「あ、はい、よろしくお願いします」
「ヨロジグおねがいびばぶ」
泣きながら言うな!いくら膝枕に感動したからって泣きながら言うな!
『オカルト研究部の勝利です!』
あ、結局勝ったのね。
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