四 暮色蒼然
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いた。
≪ところで…そこのくノ一、まだ意識があるようだがいいのか?≫
謎の実力者に視線を投げられ、アンコの心臓は飛び跳ねた。
(殺される…ッ)
元々相討ち覚悟で大蛇丸に挑んだので、彼女は死ぬ覚悟ができていた。しかし、声の持ち主に殺されることだけは、なぜか避けたい思いで一杯になる。
「ああ…。釘をさすだけだから別にいいのよ」
大蛇丸は、アンコの存在を今気づいた風に装いながら笑う。
「くれぐれもこの試験、中断させないでね…」
その言葉を最後に、アンコは今まで保っていた意識を手放した。
辺りはすでに闇に暮れ、横たわるくノ一の姿を月の光だけが照らしていた。
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