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問題児たちにさらに問題児たちが追加して異世界からくるそうですよ?
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」
「だけど、そこまで心配する必要はないと思うがな」
「・・・この状況に対して落ち着きすぎているのもどうかと思うけど」
「大丈夫だ、耀。客観的に見ればお前が一番落ち着いているように見えるぞ」
(全くです)
六人の言葉を聞いていた少女が心の中でツッコミを入れる
もっとパニックになってくれれば飛び出しやすいのだが、場が落ち着きすぎているので出るタイミン
グを計れないでいた。
そのとき、ふと十六夜がため息交じりに呟いた。
「仕方がねえな。こうなったら、そこに隠れている奴にでも話を聞くか?」
物陰に隠れていた黒ウサギは心臓を捕まれたように飛び跳ねた。
「なんだ、あなたも気づいていたの?」
「当然。かくれんぼじゃ負けなしだぜ?そっちのやつらも気づいてたんだろ?」
「当たり前だ。さっき心配する必要がないって言っただろ?」
「余程緊張してるのか心音が丸聞こえだ」
「風上に立たれたら嫌でもわかる」
「同じく」
飛鳥、十六夜、瞳、叫、耀、友成が少女がいる場世を睨みながらそれぞれいう
「へー、面白いなお前ら」
しかし、十六夜はその後に他の五人を見定める
「逆廻、そんなことはどうでもいいだろう。今は俺達をずぶ濡れにした犯人が隠れているのが問題だろ?」
瞳がそう言うと、全員が先ほど以上に殺気を込めて少女がいる場所を睨む
「や、やだなあ皆様。そんな狼みたいに怖い顔で見られると黒ウサギは死んじゃいますよ? ええ、ええ、古来より孤独と狼はウサギの天敵でございます。そんな黒ウサギの脆弱な心臓に免じてここは一つ穏便に御話を聞いていただけたらうれしいでございますヨ?」
少女がなんとか場を和ませようと朗らかに出てくる
「嫌だ」
「断る」
「却下」
「お断りします」
「右に同じ」
「以下同文」
「あっは、取りつくシマもないですね♪」
バンザーイ、と降参のポーズをとるウサギ耳の少女
すると、耀が興味深そうにウサギ耳を見る
「えい」
「フギャ!」
そして鷲掴みにして思いっきり引っ張る
「ちょ、ちょっとお待ちを! 触るまでなら黙って受け入れますが、まさか初対面で遠慮無用に黒ウサギの素敵耳を引き抜きに掛かるとは、どういう了見ですか!?」
「好奇心の為せる業」
「自由にも程があります!」
耀の行動に黒ウサギがツッコミを入れる
「へえ? このウサ耳って本物なのか?」
今度は十六夜が右から掴む
「みたいだ。面白そうだ」
左には叫が
「ちょ、ちょっと待―――」
「「せぇーの!」」
「―――――――〜〜〜!?」
二人が思いっきり引っ張ると、黒
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