暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜困った時の機械ネコ〜
第2章 『ネコは三月を』
第34話 『ラッパのラ』
[10/14]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
、止まれ」
イヤリングを揺らしなが歩くシャマルと長い髪を揺らすシグナム、
「ほんのちょっとでいいから、止まろうよヴィータちゃん」
「お、落ち着こうよ、みんな」
サイドテイルのなのはとさらにその後ろを追いかけるフェイトだ。
ヴィータは後ろから前へ視線を移動させると、コタロウが目に入り少し駆ける。
「い、いいところにいた!」
ぐいっと彼の左袖を引っ張り彼の背後にまわって彼をシャマルたちに向けた。
「ネコォ、ちょっと助けてくれ」
「助ける、ですか?」
じりじりと近付くシャマルたちに合わせるようにヴィータは彼の背中を引っ張り、後ろへ引き下がる。
「コタロウ、いいからヴィータをこちらに渡せ」
「はい」
横に一歩踏み出して道をあける。
「うおっ、ちょい待て!」
すぐさま彼女は再び彼の後ろに隠れる。
「な、なんでシグナムの言うことを聞くんだ!」
「シグナム二等空尉がヴィータ三等空尉より上官だからです」
「――なっ!? いや、それは違う! 公私混同だ! ここは困っている方を助けろ」
「……ふむ。公私混同……? どうしたのですか?」
コタロウは後ろの自分より背の低い女性から、依然として
憤
(
いきどお
)
りをあらわにしているシャマルたちに目を向ける。
フェイトがその間に入り仲裁に入ろうとするが、
「これ、見てください!」
「はい」
シャマルがなのはの持っている紙を指さすと、彼女はそれを手渡した。
コタロウは書類を腕で挟み――フェイトがそれを見て書類を預かる――その握られて皺の付いた2つに折れば十分ポケットにしまうことのできる紙を受け取り、片手で器用に開くと、そこにはこう書かれていた。
『自作慣用句
その1
・シャマルの料理を食べる。
意味:平謝りすること
由来:シャマルの料理 ⇒ ギガまずいので勘弁してほしい
⇒ 謝るしかない
例:お前にシャマルの料理を食べさせてやる。
その2
・シグナムの手加減
意味:不可能なこと。できたらすごいこと。
由来:シグナムの手加減 ⇒ できるわけがない
⇒ できたら逆にすごい
例:はやての料理にシャマルが勝つのはシグナムの手加減である。
その3
・なのはの砲撃をくらう (見る)
意味:戦慄する。すくむ。震えあがること。
由来:なのはの砲撃 ⇒ 大威力
⇒ 全員を戦慄させる
例:その光景を見て、彼はなのはの砲撃をくらう。』
「ひどいと思いません?」
「だからごめんって謝ってんじゃん」
シャマルは腕を組んで立腹し、シグナムは右足
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ