暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜困った時の機械ネコ〜
第1章 『ネコの手も』
第25話 『綺羅、星の如し』
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で、慣れればこれほど扱いやすいものはねェっすよ」
「慣れましたか?」
もちろん。とヴァイスは大きく頷く。
ヴァイスは既にヘリに乗り込んでいる状態であり、コタロウはドアの前に立っている。
警報の原因は、どうやら航空型のガジェットドローンの出現のようで、以前のとは違い、速度の向上がみられた改良型だという。
隊長陣であるはやて、なのは、フェイトの見解としては、こちらの戦力を測るものではないかといったもので、できるだけこちらの手をみせないよう、空戦を可能とする、なのは、フェイト、ヴィータが今回出撃することとなった。
なのははフェイトとヴィータにだけ、自分が本調子ではないことを告げるも、激しい空中戦はしないが、砲撃の出番があるのであれば出撃したいと懇願した。2人はなのはの消極的であるものの積極的である態度に、顔を歪めたが「無理はしないこと」と強く念を押して許可をした。
「コタロウさんは何か指示は出てるんですかい?」
「いえ。あなたから特に指示がなければ、本日は終了です」
もともと、フォワードの夜練習が終了したところで、コタロウへの指令権限はヴァイスに遷移しており、彼からの指示がなければ実質本日の作業は何も残っていなかった。コタロウは名目上はシャリオの下に就いているものの、作業内容はフォワードのデータ収集のほかに、六課のあらゆるメンテナンススタッフのサポートしながら庶務をこなし――彼らもコタロウの分野にとらわれない修理技術の高さを認識している――隊舎内の清掃スタッフの手伝い――主に外の窓ガラス清掃――も行なっている状態でほぼ一般スタッフと変わらないポジションであるため、指示がなければ作業は終了になる。
「何かありますか?」
「ん〜、特に無いっすね」
「それでは、見送ってから寮へ戻ろうと思います」
「お疲れ様です」
ヴァイスは愛機であるストームレイダーに合図を送るとゆっくりとヘリを起動し始めた。
「よし、っと。後はなのはさんたちが乗れば大丈夫」
彼は身を乗り出して後方を見ると、コタロウも合わせて視線を移す。
そこには乗り込もうとしているなのは、フェイト、ヴィータの3人と待機するシグナムと新人たち4人の計8名がいた。
「今回は空戦だから、出撃は私とフェイト隊長、ヴィータ副隊長の3人」
「みんなはロビーで出動待機ね」
「そっちの指揮はシグナムだ。留守を頼むぞ」
『はい!』
「……はい」
隊長たちの言葉に、ティアナだけが遅れて返事をした。そして、乗り込もうとするところで、なのはは振り向く。
「ティアナは出動待機からはずすから」
『――!』
その言葉にティアナは目を見開き、他の新人たちは息をのみ、なのはの後ろにいるフェイ
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