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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜困った時の機械ネコ〜
第1章 『ネコの手も』
第22話 『掩蔽、雲の如し』
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ライア司書長にも……」
ジャニカはユーノに目配せすると、相手は両手を突き出しぶんぶんと
狼狽
(
ろうばい
)
する。
「ご謙遜を。それに皆さんと違い、私たちは罪で暮らしているんですから、会場にいるほとんどの方々にも敵わないわけです。まぁ、罪を犯すほうではなく、取り締まるほうですが?」
僅かに会場を
沸
(
わ
)
かす。
「だろう? 古代遺物管理部機動六課課長、ハヤテ・ヤガミ二等陸佐、エース・オブ・エース、ナノハ・タカマチ一等空尉、そして若くして執務官に就く、フェイト・テスタロッサ・ハラオウン執務官?」
彼女たちには敵いますといわんばかりに視線を送ると、会場全員がそれに促され、視線が彼女たち3人に向く。当然、近くにいるヴェロッサにもだ。
『な、なな!?』
「――それでは、今回は仕様がなく『自慢の妻』ということで、引き継がせましょう」
ジャニカは彼女たちに会場全員の視線が送られたところを十分に楽しんでから、ロビンにマイクを引き継がせる。
「ふぅ、意地の悪い夫ですみません。ロビン・トラガホルンです――」
『(ま、全くです)』
[折角着たドレスなんだ、見られたほうが良かっただろう?]
ロビンの後ろに付いたジャニカから内心驚いている3人に念話が入り、
[ジャニカ二佐が一番意地が悪い]
かろうじてはやてが返すと、なのはもフェイトも大きく頷く。
尚、すでに観客の視線は壇上に戻っている。
[意地が、悪い? 見せ場を作ったはずだが……]
[一応、任務中ですので]
[ふむ]
ちらりと、彼女は横目でヴェロッサを見ると、彼も少し驚いているようである。
[まぁ、意地が悪いのは認めよう。だが、一番じゃあないぞ?]
[ん、それはどういうことやろか?]
[なんだ、聞いていなかったのか?]
会場が沸くのを見ると、ロビンの話術もジャニカに引けを取らない。
「――そうは思いませんか? 稀少技能、古代ベルカ式の使い手、ヴェロッサ・アコース査察官?」
『……うぅ!?』
また、会場全員の視線を4人に
注
(
そそ
)
がせる。
[『優劣付け難し』と言っていただろう?]
その念話は届いていても4人は反応できないでいた。
魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜困った時の機械ネコ〜
第22話 『掩蔽、雲の如し』
それからまもなく、はやては制服に着替えた後、なのは、フェイトと別れ、ヴェロッサ、ジャニカ、ロビンと一緒にホテルが運営するカフェで帰りの準備が整うまで、一息を付いていた。
「いやはや、まさか公開されている私の能力の
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