暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜困った時の機械ネコ〜
第1章 『ネコの手も』
第17話 『言えばいいのに』
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めたのですが、濡れてしまったようですね」
「……なに言ってんだ?」
ヘンなヤツ。とそれ以上は気にせず、前にいる新人たち、隊長陣たちに追いついていった。
「……言えばええのに」
彼の言葉は聞こえていたのに、前歩く何処も濡れていない彼女の言葉は誰にも聞こえなかった。
△▽△▽△▽△▽△▽
「もう、帰っちゃうんだね」
「一晩くらい泊まっていけばいいのに……ってわけにもいかないのか」
すずかとアリサは1人を除いて遊びで来たわけではないとわかると、迷惑をかけるわけにもいかないとすごすごと引き下がった。
他の近親者たちもまた会いにいらっしゃいと次の再開を約束を取り付けると笑顔で見送る。
『今度はちゃんとお休みの時に来るから』
『また絶対遊びに来ます』
1人を除く六課の人間もまた会いに行きますと宣言して、次回を楽しみにする。
「あ〜、コタロウさん」
「アンタは連絡することを忘れないように」
「時々、コタロウさんが何していらっしゃるのか、そちらは何をしていますか? みたいな感じで構いませんので」
「わかりました」
「しなかったら、フェイトに頼んで雷落としてもらうから」
「雷、ですか?」
「コ、コタロウさん、そこで私を見なくても落としませんから大丈夫です」
六課の人間とも地球の人たちとのやり取りを笑顔でみるエリオとキャロであったが、スバルは自分の親友が何か浮かない顔をしていることに首を傾げる。
「ティア、せっかく任務完了なのに、何でご機嫌ななめなの?」
「いや、今回の私、どうもイマイチね」
「そんなことないと思うけど……」
彼女が言うには隊長たちならもっと効率よく事態を収拾させることができ、短時間で終わらせることができたということだ。
それは当然といえば当然であるとスバルは同意するが、自分たちもよくできてたと褒めるが、親友はどこか納得していないようであった。
はやてとシグナムがこの任務の依頼者に連絡を取る間、フェイトとリインに新規でメールが届いて内容を確認する間、なのはとヴィータがきちんと後片付けができているのを見てまわる間、ティアナはきゅっと口を結んで、明日の訓練で課題を自分でも見つけようと自分に対する疑念を打ち消した。
「それじゃあ、戻ろうか」
『はい!』
そうして、友達、家族に見送られながら六課全員はミッドチルダへ戻っていった。
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